以前の東京都民は肥料入の水道を飲んでいた。2006年2月13日
今朝は昨日より寒く、散歩道に霜柱が立っていた。しかし、自然公園に着く頃は気温が上がり、日差しが当たる背中辺りが少し汗ばんだ。
公園では、池傍の野鳥観察小屋で老人が尺八を吹いていた。日本本来の素材、竹で奏でる音は実に心地良い。土地の素材だけで出来ている古民家が目に優しいのと似ている。母も私も慣れ親しんで来た音なのでとても懐かしい。
東京でも40年程前までは浅草寺の裏手辺りで虚無僧が尺八を奏し、幾ばくかの喜捨を得ていた。当時は池之端辺りを歩くと三味線の音が聞こえた。今は祭りでもない限り日本の伝統音を聞くことは無い。
友人に尺八を奏する者がいた。かれはバブル期に投機で大金を稼いだが、脱税容疑でマル査が入り、重加算税を支払う為に闇金に手を出し、今は行き方不明である。
国家権力は本気になると実に怖い。白を黒にすることなど、いとも簡単にやり遂げてしまう。現検察庁長官が、新任の辞で「努力もせず、額に汗せず大金をせしめる者は容赦しない。」と言ったそうだが、その通り厳格に処罰するなら立派なことだ。しかし現実は、高級官僚がお手盛りで法人を作り、天下りして莫大な国税を私しても絶対に罰したりはしない。どうせ偽善しかできないのだから、法の番人は聖職者みたいなことは言わない方が良い。
水耕栽培していた蔓性観葉植物ポトスが弱って来た。部屋は一日中暖かいので気候の所為ではない。去年までは冬でも次々と葉を増やしていた。しかし、今年は秋口から次々と葉を落とし5枚を残すだけになった。考えてみると、弱ったのは東京都が高度浄水をして水道水質が格段に良くなった時期と一致する。
それで先日、試しに水中に液肥を数滴垂らしてみた。すると、ポトスはみるみる元気になって新芽を膨らませ始めた。とすると、以前東京都民は肥料入の水道を飲んでいたことになる。ちょっと、気持ちが悪い話だ。
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