昔は旧暦の正月に餅をついた。2006年2月2日
自然公園の南斜面で、今年始めてツクシを見つけた。ツクシはまだ1センチ程で袴に包まれた頭だけで茎はない。どれも先日の雪にやられ、枯れかけていたので食べるのは無理だ。他にイタドリが芽を出していた。柳も小さく芽吹き、遠目には緑色に刷毛を引いたように見える。確実に春は近いようだ。
明日は節分で来週は初午、季節が過ぎるのは早い。東京北社会保険病院下に建設中の公園も、もうすぐ完成。母はオープンした公園で花見をするのを楽しみにしている。
旧暦では今日は1月5日。昔は旧暦の正月に餅をついた。今の寒い時期についた餅は黴びにくい。丸めた餅は寒い北向きの廊下の隅あたりに置いておいた。それでも、餅はすぐに赤カビ、青カビ、黄カビ、と花盛りになった。黴びた餅など今の人ならすぐに捨ててしまうだろう。
昔はそんなもったいないことはしない。包丁で丹念に削り落とし、痩せて小さくなった餅を焼いて食べた。鏡開きした鏡餅は木槌で砕いて、水に漬けた。毎日水は取り替えるが、餅はすぐに臭くなった。臭くても水餅はきな粉餅にすると美味かった。
乾きすぎて砕けた餅は蒸し直し、すり鉢でふかしたサツマイモをつき込んできな粉餅にした。サツマイモをつき込むと冷えても堅くならず、ほの甘くて子供達の大好物だった。
今は餅は1年中食べられるが、昔は冬場のみの季節限定食品だった。
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