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2007年3月 2日 (金)

若い頃に戻りたいとは思わない。2006年2月7日

母を通所リハビリに送り出してから、掃除、台所の片付け、たまった洗濯をしている。朝食はオリーブ油をかけたアイスクリーム、豆乳、野菜ジュースだけ。いつもはそれに、たっぷりのご飯を食べる。沢山食べないと散歩の帰り低血糖を起こして、ガクンと力が入らなくなる。しかし、散歩の無い今日は別で、軽い朝食の後は胃袋に任せる。もし、途中で腹が減れば何か食べる。何ともなければ夕食まで何も食べない。それが私の健康法である。それでも最近、前屈みになると腹の辺りに圧迫感がある。腹の皮下脂肪を少し落とさなければ。

一食抜くと、絵を描いている時、能率が落ちたように感じることがある。頭脳の有一のエネルギー源はブドウ糖なので、すぐに糖質を補給する。しかし、食べ過ぎると眠くなるので、兼ね合いが難しい。

この書き込みをしているうちに洗濯機のすすぎの音が止まった。浴室へ洗濯物を脱水槽へ移しに行った。このところの寒さで、すすぎの水が冷たい。そう言えば、今朝母を送り出した時、雪景色だった。霧もかかり、荒川の向こうの川口は乳白色に霞んで見えない。埼京線の向こうに広大な北国の原野が広がっているようで、違う土地へ来たような感動を覚えた。

2月8日

今日は朝から暖かい日差しで、車椅子を押していると背中が汗ばむ。植え込みのどら猫は立ち止まって、のんびり私たちを振り返る。遅れていた紅梅も既に7分咲き。清楚な香りが風に香る。古民家では日なたの縁側ではなく冷たい座敷で休んだ。背中が冷たくて気持ちよい。

2月9日

自然公園で老人三人組が話しながら私たちの前を歩いていた。
「60代にもどりてぇな。」「そうだ、そうだ。あの頃は元気だったな。」
車椅子の母は「あたしは、そんなことはどうでもいい。」と小声で茶々を入れた。私もどうでもいいと思った。しかし、同年の友人達と会うとその三人組みたいな会話をする。かと言って本気で若返りを願っている訳ではない。そのような会話は老いを受け入れる儀式みたいなものだ。若い頃は自分の気持ちが制御出来ずいつもイライラしていた。今はいつも穏やかである。この穏やかさは素晴らしい。

昼食後、いつものように15分程午睡を取った。短い眠りだが毎回夢を見る。今日の夢では私は田舎の家にいた。父が縁側にいて外を眺めていた。それからふいに場面が変わって、緑道公園の桜広場でよく出会っていたおばあさんが出て来て、私に丁寧に挨拶した。それだけの他愛が無い夢だが、目覚めた後も妙に心に引っかかった。

そのおばあさんとは去年始めから出会っていない。最期に会った頃、糖尿が悪化して目と足が不自由になったから散歩が出来なくなった、と話していた。それから暫くして、母が通所リハビリで留守中に電話があった。彼女は母のことを案じていたが、私は仕事中で何となく素っ気なく応対してしまった。健在なら良いのだが。

最近、気持ちが落ち込むことが多い。そんな時は、自然公園のミズキの梢を見上げる。今日のような好天の青空をバックに、紅色の枝を端正に広げている姿は素晴らしく、心が洗われる。

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