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2007年3月12日 (月)

命の息吹。2006年3月10日

小雨の自然公園には冷たい風が吹いていた。新芽が萌え出たイヌコリヤナギを揺らして、雨に洗われた風が吹き抜ける。風の中に春の息吹を感じる。深呼吸すると体の隅々まで命が満ちて行く。車椅子の母も、「気持ちが良い風」としきりにつぶやいていた。

石垣の青トカゲ達は寒い今日は顔を出さない。昨日は日差しに暖められ火照った赤い顔を石垣の間から出して散歩する人たちを眺めていた。青トカゲと言っても大人は褐色に近い。本当に青いのは子供の頃で、日向をチョロチョロ走る様はサファイヤが転がって行くように可愛い。同じトカゲでも、青トカゲは丸っこくて手足は小さく優しい顔で、カナヘビは角張って厳つい。

最近、サプリメントの話題が多い。先日はアガリクスにガン促進作用があるとの実験結果が発表され、メーカーや栽培業者は大打撃の様子だ。だが、標準摂食量の5〜10倍をガンに罹患したマウスに与える方法には問題がある。薬に類したものはその投薬量で毒にも薬にもなるものが大半だ。たとえばカテキンは適量ならガン抑制作用があるが、量が多いと発がん性を持つ。

先日アメリカでイソフラボンには乳がん抑制作用がないだけでなくむしろガン促進作用が見られると発表された。アメリカでのイソフラボン単体を与える試験には大きな問題がある。日本の研究者によると、統計的に大豆製品をまったく食べないブラジルの日系人では、日本より10倍の乳がんが発生している。
その研究者は、自然食品の効能は有効成分と他の微量成分の相乗作用で生まれるもので、イソフラボン単体投薬試験は意味が無いと憤っていた。たとえばアメリカでの試験に使ったイソフラボン量は1日に納豆1パック換算である。とすると日本は乳がん高リスク国になるはずであるが、実際はアメリカに比してはるかに少ない。

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