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2007年3月12日 (月)

昼寝は極めて得意だ。2006年3月11日

日差しが強く、汗をかいてしまった。公園の石垣アパートでは鼻面を紅潮させた青トカゲたちが気持ち良さそうに日向ぼっこをしていた。変温動物の彼らは暑いのが大好きである。
「今年も会えて良かったね。」
母は嬉しそうにトカゲ達に挨拶していた。

土曜の自然公園は人出が多く、落ち着かないので早々に帰路についた。静かな緑道公園に入ると心が休まる。墓地脇の2本のコブシは莟が膨らみ開花寸前である。桜広場の桜も莟の先が赤味を帯びて来た。今年は桜とコブシが同時に咲くかもしれない。

先日の深夜番組に注目若手の日本画作家が出ていた。趣味の良い着物姿の大変綺麗な女性である。芸大の博士課程に在学中と言うから、才能のある頭の良い人なのだろう。その注目されている絵も紹介していたが、特異とか異端と言うのではなく、暗くて気持ちが悪い絵だった。それでも訴える心があれば眺める価値があるが、何も伝わってこない。もしかすると、彼女の絵は名誉欲を実現させるためのもので、手っ取り早く奇をてらったのかもしれない。

私は売れる絵に必要な要素は3つあると考えている。清新であること、絵に心があること、そして装飾性があることである。装飾性について満足できる作家は多いが、前の二つを同時に満足させる作家は大変少ない。私もそのような絵を目指しているが、とても難しい。

3月12日

今日は厭な風が1日吹いていた。生暖かくて埃っぽくて、散歩していても落ち着かない。老人達も風を嫌って人出も少なかった。

しかし、障子を閉めきった古民家の座敷はとても静かで穏やかだ。座敷では若い母子がお手玉をして遊んでいた。このところ深夜まで絵を描いているので頭が興奮して寝付きが悪い。今朝も3時まで寝付けず、ひどく眠い。座敷の隅に横になるとすぐに熟睡してしまった。5分程で目覚め土間の母の所へ戻ると、係の人が「すぐに眠れるのですね、羨ましい」と言った。
だが私は若い頃から睡眠障害があり、寝付きが悪い。その代わり昼寝は極めて得意でどのような環境でもすぐに寝入る事が出来る。昔、山登りに熱中していた頃、眠くなると岩場だろうと急峻な山道だろうと、かまわず寝入った。もし、他の登山者が横たわっている私を見たら、死人と間違えびっくりした事だろう。しかし、私が登るコースは一般的でないので、滅多に人に会う事はなかった。

私には昼寝は娯楽の一つだ。座席暖房の効いた電車、長編ものの映画館、雨の日の炬燵、どれも最高に心地良い。殊に炬燵は疲れた時、ふいにあの優しい温もりに包まれている自分を夢想したりする。だが残念ながら今の住まいには炬燵を置く場所は無い。私の夢は純和風の座敷の炬燵に入って、日長庭の風景を眺める事である。

 いよいよ青色申告作成を始めた。今の私の収支は極めてシンプルで、1年分が2時間程で計算できてしまった。僅かだが還付金もある。正業に就いている頃は、還付金はボーナス代わりで楽しみだったが、今は10分の1以下だ。でもやっぱり、不安定で貧しくても今が良いのかもしれない、と思っている。

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