王子税務署のデジャブ感。2006年3月14日
母が通所リハビリで居ない午前中を利用して青色申告を作成し終えた。昨夜も明け方まで絵を描いていたのでひどく眠く気怠い。しかし、明日にすると最終日で税務署は混みそうだ。頭髪も伸びていて鬱とおしく、床屋さんへも行きたい。急いで昼食を済ませ、意を決して出かけた。
途中床屋さんを覗くと空いていたので、すぐに頭を当たってもらった。終えたのは2時。寝不足に加えて刈り上げた頭、おやまけにTシャツに革ジャンだけで出かけたので背筋がゾクッとした。気温は8度。風邪を引いたらまずいので、予防に暖かいお茶を買ってのどに流し込んだ。
コースは毎年同じの地下鉄南北線赤羽岩淵駅から王子神谷で下車。地上の北本通へ出ると、いつものように不安なディジャブ感に捕われる。前回は1年前の事なのに、昨日のように思える。去年も同じように、来年があるだろうかと不安を抱きながら北本通を王子税務署へ向かった。
フリーで仕事をしている者の責務であるあるが、税務署行きは憂鬱である。税理士を雇う程ビックになって、この厭な気持ちから解放されたいものだ。
税務署は長蛇の列だった。どれも疲れた中小企業の中年顔。バブルの頃は、客の中に税務署に設けられた銀行窓口で札束を積み上げている者がいた。今は制度が変わりそのような支払い方法はない。
今年は書類のチェックが入念で、列はなかなか前に進まない。最終前日の今日にしたのは正解だったようだ。
帰りは王子駅に出た。京浜東北線の上り下り、どちらか早く来た方に乗ることにした。上りなら田端で乗り換え池袋へ出て画材を買い足す。下りならそのまま真っすぐ自宅へ直行。待っていると大宮行きが来た。
北赤羽には3時11分に着いた。駅前のライフで食材を買い3時半には帰宅した。13階に上がると寒い曇り空が広がっていた。西は幾層にも重なった雲の間に澄み切った青空が見える。北は黒雲が地表にたれ込め雪が舞っている様子だ。風は一段と冷たい。急いで部屋へ入り、風邪予防に葛根湯を飲んだ。
一休みしていると母が送迎車で帰宅した。通所で母がいなくても時間のゆとりは生まれず、いつも慌ただしく1日が終わる。
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