古民家のひな祭り 2006年3月2日
風は冷たいが昨日の雨に洗われて清涼。北西方角の厚い雲の下、澄み切った空を背景に浅間榛名の山塊が美しい。このところ長く日差しを見ていないが、この清涼感は素晴らしい。
相変わらず、注文絵を描いている。私自身のこだわりがあって妥協無く描いているので、遅々としてすすまない。
他に来年カレンダーのプレゼン参加を受けていたが、落としてしまった。その結果が出た昨日、台所で洗い物をしていると、棚上のポリ容器が落ちた。その時、今回もダメだと思った。
15年前から毎年4,5個のプレゼン依頼が来ていて、これで51回目の落選。少々慣れっこになってしまい、担当者の申し訳なさそうな断りの電話に、手慣れた調子で神妙に受け答えしたてしまった。
しかし、次がある。今回のプレゼンがダメな場合、プレゼンに参加してほしいと他社から依頼が来ていた。これは52回目のカレンダーへのプレゼンである。早速承諾の返事をメールしておいた。もし決まれば、来年一杯くらいの生活の保証は得られる。最近は結果に一喜一憂しない。時の流れは動かせるものではない。心は鏡のように静かである。
明日はおひな様。自然公園の古民家には7段飾りが飾ってあった。
スイス在住のアメリカ人生物学者から写真メールが届いているので、その返事用に写真を撮った。その彼は年中海外旅行に出ていて、旅先から写真を送ってくれる。今回はラダックで出会ったダライラマの写真だった。このようなメールをもらう都度思うのは、欧米人の豊かさである。日本では年末年始に海外旅行をする姿を豊かさの象徴として報道しているが、本当に豊かな人は込み合う年末年始に旅行したりはしない。
以前、フランス人絵本作家が夏は4ケ月休んで地中海でクルージングをすると話していた。彼は有名作家ではなく、フランスではごく平均的な作家なのだから驚く。確かに、日本は経済では一流になったが、文化に関する仕事の評価は相変わらず低い。
自然公園ではユキヤナギの毛玉が大きくなって、毛虫のように花弁を伸ばし始めた。ウグイスカグラはピンクの可愛い花を開かせている。この春の躍動感は素晴らしい。厭な事を総て忘れさせてくれる。
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