杉花粉症と額作り。2006年3月7日
午後から板橋区志村橋のホームセンター「ドイト」へ木材を買いに行った。今描いているF30号の絵の額を作るためだ。既製品が使えたら楽なのだが気に入った額が無い。注文で作る手もあるが、時間がかかる上費用も大変高額になる。それ以上に厭なのは自分が希望しているようには作ってくれないからだ。私に限らず、絵描きは額で苦労する。だから、手作りする画家は結構多い。
とは言え、額作りは好きだ。一番難しい四隅の繋ぎの45度の角度付け用のドイツ製のノコもある。用材をボルトで固定して、1度刻みでノコの角度を決められる優れものだ。もしかすると、絵を描くより額作りは楽しいかもしれない。今は、作る手順を色々考えている。この時間も楽しい。
先日からのどが少し痛く、鼻声になってしまった。風邪かと思ったが熱も無く倦怠感も無い。よくよく考えたら杉花粉症だった。
そう言えば、子供の頃から春になると花がグスグスしていた。私が育った地方は飫肥杉の産地で至る所杉が植えてあった。小学校の運動場の周りも囲むように杉があった。杉の莟は子供達の玩具で、細い竹で杉の実鉄砲を作って弾にしていた。しかし、杉花粉症はその病名すら無い時代で、色々な症状が花粉のせいとは夢にも思わなかった。花粉症関係のニュースで土筆が効くと話していた。この分では、自然公園の土筆はますます狙われそうだ。
飫肥杉は粘りがあり折れにくいの昔は船材に使われていた。私の育った港町にも漁船の造船所があり、職人さんが巨大な杉の丸太を大きなノコギリで板に挽いていた。当時でも製材所で丸太を板に挽くことはできるが、手挽きは木材の板目に沿って挽く事ができるので、今でも高級用材は手挽きする。
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