抽象画を納品する。2006年4月15日
先週、歯科医院でのメンテナンスの時、奥歯の狭い所も歯間ブラシを使うように薦められた。しかし、親知らずとの間が特に狭くて入らない。だが何としてでも通したい。それで、錐で穴を開けるようにブラシをねじ込んでいたら歯肉から出血してしまった。それでも連日、ブラシを差し込むのを試みた。すると昨日夜から歯茎が猛烈に痛み始め、食事もままならなくなった。でも歯科医院は億劫なので、薬局で応急薬を探してみると、アセスという西欧の薬草エキス配合のうがい薬があった。早速、夕食後の歯磨きの後、アセスを口に含み、超音波歯ブラシを痛い所にあてた。すると、痛みが見る間に緩和された。薬草エキスでも即効性はあるようだ。今は痛みは消え歯肉の存在すら忘れている。アセスは練り歯磨きタイプもあるが、私はフッ素入り練り歯磨きを使っているので、うがい液を選んだ。痛い箇所は、あと1ミリ程を残して歯間をブラシが貫通する。明日も諦めずに試みる予定。
明日は雨だが絵の納品日。
この1週間、睡眠を削ってその絵を描いていた。注文主は金融関係の社長で、1年前の飲み会で、3月に引っ越す新築マンションに飾る絵が欲しいと頼まれた。希望は抽象で明るい絵。本当の所、今の私の画風とは正反対のイメージである。
しかし私は昔、抽象の平面や立体を作っていた。その残映は今の絵にも引き継がれ、どの絵も抽象的なオブジェを中央に配し、そのイメージから派生する具象の風景を周りに描いている。だから、問題無しと判断して仕事を受けた。
しかし、描いてみると制作過程がまるで違う。私の今の絵を基礎から時間をかけて構築して行くビルだとすると、抽象はブルドーザーで一気に積み上げる岩石の山みたいなもだ、イメージはあるが一気に完成へ辿り着けない。描いている内にエネルギーが衰退してしまう。その上悪い事に、代金を前払いで貰ったことも拙い。納品して金がもらえるのなら、目の前の人参を追いかける馬みたい強引に頑張れるのだが、張り合いがない。
しかし、やればできるものだ。納品日へ1週間を切って、どうでもいいやとやけくそに描いていたら意外にあっさり出来てしまった。その内ホームペーに公開するが、明るい空にキュウリやプチトマトやレモンが楽しそうに飛んでいるような絵である。
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