桜は終わり 2006年4月23日
自然公園では、ボランティア主催の野草を食べる会が開催されていた。参加者たちは楽しそうに野外炊爨をしている。参加費は200円と安い。
母はいつものように管理棟の車椅子用トイレを利用。待っていると、トイレ奥から年寄り二人ずれの「いつも綺麗に掃除してあって、気持ちいいね」と話す声が聞こえた。確かに、自然公園のトイレは手入れが良くて使い心地良い。
殊に古民家の方のトイレは律儀なシルバーボランティアのおじいさんがこまめに掃除するので綺麗である。
小用が済んだ後、明るい場所で母の耳の潰瘍の治り具合を見た。穴が空いていた潰瘍は、新しく処方された軟膏のおかげで、ピンク色の肉芽が盛り上がっていた。次の水曜に皮膚科へ連れて行くが、それまでにかなり改善されそうだ。
最近の傷や潰瘍の治療方法は以前と違う。昔、多用されていた殺菌剤は同時に肉芽細胞も殺してしまうので使われない。また、傷口は乾燥させるのが良いとされていたが、今は常に濡れた状態を推奨されている。その為に保護材が色々開発されている。昔は生卵の薄皮を傷口や火傷に貼ると良く治ると言われていた。今思うと理にかなっている。
遅い八重桜も終わりに近い。散歩道は紅色の桜の花軸が敷き詰められ、踏むと柔らかく気持ちいい。遠くの木々の間で鶯が鳴き、すぐ傍らの茂みにはつがいの目白が来ていた。ずんぐりまるっこいスズメを見慣れた目には、目白はスマートで可愛い。
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