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2007年3月16日 (金)

陋屋に寄り添うように花明かり 2006年4月2日

桜は散り際が美しい。
花曇りの自然公園を歩いていると、そよ風に乗って白いものが舞った。一瞬、雪と見間違えたが、すぐに桜の花びらと知った。散り始めの花びらは、淡く消え去りそうなくらいはかない。帰り道、他の桜も一斉に散り始めていた。子供達は地面の花びらを集め「雪だー、」と宙に撒いて遊んでいた。
今は夜、風の音が聞こえる。明日は地面が桜で覆われている事だろう。毎年の事なのに、この季節はいつも夢のように過ぎて行く。

自然公園の土筆はかなり減ったがまだ散見できる。手を伸ばして取れる場所に見つけると採りたくなるが我慢している。しかし、私が見つけたと呟くと、母は採ったつもりでと数を数える。今日の採ったつもりは36本になった。

今日の行く道、川口の歩こう会の一行と緑道公園で一緒になった。殆どが老人ばかりで、車椅子の母に次々と話しかける。母は知らない人と言葉を交わしながらとても楽しそうだった。そのように社会と繋がりを持つことが母の健康維持に役立つている。

歩こう会の一行は自然公園で休んでいる私たちに追いつき、先を急いで次の目的地へ去って行った。今、公園から近い中山道沿いにある南蔵院のしだれ桜が満開である。彼らはそちらへ向かったようだ。しだれ桜を見て来た人に私たちも薦められたが、人混みの中で桜は見たくない。
帰りは桐ヶ丘を抜けた。山桜の古木が見事に満開であったが、見る者は私たちだけである。桜は山桜が良い。それを一人で静かに眺めると更に良い。

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