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2007年3月18日 (日)

健康の源は脳の力にある。2006年4月8日

ソメイヨシノはこのところの冷え込みでまだ咲き残っている。北区の区花は桜で、至る所色々な種類の桜が植えてある。今はしだれ桜が見頃で、大島桜と鬱金桜が咲き始めた。赤羽台団地には大島桜の古木があり、満開になると爽やかな芳香を辺りに漂わせる。八重桜は少し遅れて華やかに開花する。

自然公園で毎日出会うNさんは最近足が弱った。私より少し上でまだ若いが、脳梗塞をきっかけにあちこち弱ってしまった。おまけに一人暮らしで世話してくれる人もなく大変な様子だ。私には自分の行く末を見るようで辛い。

最近分かって来た事だが、健康の源は脳の力にあるようだ。そして、その大切な脳を鍛えるのは脚力である。脳梗塞を起こしても、歩いて努力する人は回復が良い。
Nさんもその事がよく分かっていて、歯を食いしばりながら歩いている。しかし、私たちに会うと「足が弱ってしまって、しょうがないね、」と笑顔で明るく語る。彼は杉並に今も実家がある。Nさんは私のように母親と暮らしていたが、倒れてから実家の兄夫婦に任せた。しかし、すぐに母親は亡くなってしまった。Nさんは私たちに会うとそのことを辛く思い出すようだ。

先日は、東京北社会保険病院へ向かうNさんの後ろ姿を見つけた。彼はゆっくりゆっくり節々の痛みに耐えるように歩いていた。後日、「よくも、あんなに遠くまで歩いて行けましたね」と話すとNさんはとても嬉しそうな顔をした。頑張っている事を評価することで、努力に張り合いが生まれる。

絵描きに転職してから、精神面は随分タフになった。世間では絵描きは繊細でナイーブと思われがちだが、周りの同業者を見てもそれは当てはまらない。むしろ、絵描きはタフでないと勤まらない。殆どの絵描きは売れる当てがなくても、何とかなるだろうと思いながら描き続けている。制作中の作品が確実に生活の足しになる絵描きは、非常に稀な恵まれた者である。殆どの絵描きは目端を利かせ、何とか生活を確保している。

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