昔の事を思い出す事は、認知症の予防や治療効果がある。2006年5月25日
自然公園には板橋から保育園の年長組が来ていた。
素晴らしい爽やかな五月晴れで、子供達には楽しい小さな遠足である。池でザリガニを見つけたり、鶯の鳴き声を聞いたりした後、子供達は古民家の座敷に上がり大喜びしていた。特に、薄暗い納戸には興味惹かれたようで、覗いて怖がっていた。広い部屋を走り回れる事も新鮮な驚きのようだ。何しろ、東京の住宅では走ればすぐに何かにぶつかってしまい、そんなことはできない。
母が夏物のYシャツを欲しがっている。散歩の帰りに駅前へ出て、ユニクロへ寄った。目的は女性用ではなく男性用のLサイズである。母はゆったりしたシャツが好きで、特Lの男性用半袖を着ると、7分袖になりちょうど良い。シャツはちょっと女っぽいピンクの小さな地模様の品を選んだ。母が明日に希望を持ち始めたのは良い傾向である。先週までは、明日の事に興味を失いかけていた。
次は薬局で母の使うヘアトニック。酒屋で日本酒。魚屋で真鯖を2匹買った。
鯖やイワシは、不漁に加え世界的な需要の増大で値上がりしているようだ。しかし、今日は千葉で豊漁だったようで、型の良いのが2匹で500円だった。これは2枚におろし、酒に溶いた甘味噌に漬けて西京漬にした。
ようやく母も鬱状態が取れて、昼食後はDVDで「男はつらいよ」の13作を見ていた。マドンナは吉永小百合である。33年前の作品で若くて可愛い。彼女と私は同年齢なので、映画の彼女は28歳と言う事になる。その当時の母は60歳でとても元気だった。母は映画をみながら、当時を懐かしく思い出しているようだった。
昔の事を思い出す事は、認知症の予防や治療効果があるようだ。
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