掃除をしなくても、埃では人は死なない。2006年5月26日
母はヘルパーに整形外科へ連れて行ってもらった。
母の病院通いは倍増したので、それに合わせて私の生活を変えている。
今日は散歩がないので掃除をした。大掃除は滅多にしない。母も私も掃除に関しては大雑把で少々埃が積もっていても気にしない。気になれば、コロコロローラーや小さな箒で取り除く。掃除機は埃を舞い上げるので使わない。
しかし、水回りの汚れは厭なので、毎日、徹底的に掃除する。トイレ、風呂場は防護眼鏡をかけ、換気扇をフル稼働させて、塩素水で殺菌を兼ねて洗う。
年寄りがいるので汚れ物が多く、洗濯は日に2,3度する。こちらも塩素を多用する。ただ、気をつけないと粘膜をやられたり、色物が脱色してしまう。
先月水道料の請求が来ていたが、以前より使用量が3割程増えていた。これは母の体調に連動しているようだ。
母が弱ってから、下の姉がしばしば訪ねて来る。
それは良いのだが、その都度、掃除がいい加減だと文句を言う。私も母も「埃くらいでは人は死なない。」と反論する。姉はそれが一層気に入らないようだ。
姉は潔癖性だった父の性格に似ている。それでも姉が勝手に掃除をしてくれるのなら、文句を言われても感謝するが、それはしない。口先だけの辺りも父にそっくりである。
床の掃除は、いつもはコロコロローラーで済ます。しかし、飛び散ったジャムや果汁が乾いたものは取れない。それで今日は固まった汚れをパレット用のヘラで落とし、仕上げに雑巾がけした。我が家は母が転ばないように素足で過ごすので床の汚れには敏感である。雑巾がけをすると足の裏が気持ちよい。
すっきりして、テレビを点けると精進料理をやっていた。なるほど、肉食は執着心を増すが、菜食は執着を弱くするようだ。この、宗教的な料理は煩悩退散へうまくできている。
母の根本的な病変は良くなる事なく、徐々に悪化して行くと思う。しかし、戦わない事で苦痛は弱められる。その点でも精進料理は優れていると思う。だが、食いしん坊の私たちに実行は難しい。
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