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2007年3月21日 (水)

母が死んだらすぐに宝くじを買おうと思っている。2006年5月2日

今日は母の通所リハビリ。早朝に出て、送迎車が来るまで新河岸川沿いの遊歩道を散歩した。今のところ午前中の母の体調は良い。天気は今にも降り出しそうで、昨日と打って変わって風が冷たい。
「今日はいつもより早いね。どうしたの。」車椅子の母が怪訝そうに聞いた。いつもは送迎車が到着するギリギリの時間に母を下に連れて行く。しかし、これから急変するかもしれない母の体調を思うと、出来る時はいつでも散歩をさせようと思ったからだ。

上流にハナミズキの花が見えた。それへ向かって車椅子を押しながら、「これからは、のんびり行こうか」と言うと、「明るく、のんびりがいいね。」と母はうなづいた。
散歩から引っ返すと同時に送迎車が来た。「最近疲れやすいので、午後は休息させて下さい。」と係の人に母を頼み送り出すと同時にポツリと雨が落ちて来た。私はこの後、歯科医院の予約がある。急いで部屋へ傘を取りに戻ると、激しい雨が来て、西の方に幾筋も稲光が見えた。

雨の中、赤羽駅近くの上野歯科医院へ急いだ。ズボンも靴もびしょ濡れになったので、履き替え靴下を途中のユニクロで買った。
待合室は連休前で混んでいた。自然公園の老人が批評していた歯科医院であるが、私は気に入っている。色々な噂が老人達の間に飛び交ってるとは院長は夢にも思っていないだろう。

帰りはイトーヨーカ堂に寄った。買い物のポイントが4000円近く溜まっていたので、それでホタテとアスパラの缶詰を買った。缶詰の買い置きは忙しい時に重宝する。私はホタテの雑炊が好物で、冷やご飯をホタテのダシで煮込み、仕上げにホタテと刻みネギや野菜を入れると大変美味い。

買い物終えての帰り、宝くじ売り場が目に入った。買おうと近づいたが、先客が手間取っているのでやめた。
私は母が死んだらすぐに宝くじを買おうと思っている。これは母との約束で、母は私が親孝行してくれたから、お礼にあの世から宝くじが当たるように数字を操作してあげる、と言うのである。あてにはならないが、もし当たったら、私はそのお金で世界旅行をしようと思っている。

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