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2007年3月24日 (土)

役所は強者には弱いが、弱者には強い。2006年6月24日

赤羽台団地の芝生の中にポツンとある琵琶は枝が低く、手を伸ばすだけで実がもげる。先週、1個もいで食べたら美味かった。その三日後に行ってみると木の頂上も含め1個残らず無くなっている。そう言えば、桐ヶ丘の石垣上の琵琶も一個残らず無い。多分、カラスの仕業だろう。対して、日当りの悪い酸っぱい実は被害に遭わず、今も鈴なりである。カラスは美味しいものを良く知っているようだ。

今日の自然公園で、おばあさんに声をかけられた。会釈する程度で親しい人ではないが、話を聞くと、寝たっきりのご主人の介護度が下げられて困っているとのことだ。私が詳しいから相談してみるように、と誰かが言ったようだ。

以前、その方のご主人は自然公園へ車椅子で来て、歩行練習をしていた。この2ヶ月は体調悪化のために見かけない。彼女は、ケアマネージャーに介護度の変更申し立てを頼んだが、一向に動く気配がないと言う。

ケアマネージャーは役所に対して立場が弱い。だから申し立てはケアマネ任せではだめで、自分で動く他ない。役所は強い者には弱いが、弱い者には強く出る。だから、強気で行かないと、更に評価を落とされる恐れがある。そのように前置きしてから、具体的に申請書類取得の方法、書き方、医者への頼み方等を話しておいた。しかし、あちこちで異議申し立てが起きている現状を思うと、結果は期待出来ない。

介護予算が逼迫しているのは分かるが、回りを見ると、どれもやり方が酷い。老人をハシゴで2階に上げておいて、突然ハシゴを外し知らん顔といった風だ。
介護ベットを借りていた知人は、介護度を落とされて返却を求められている。その人は介護ベットを借り入れる時、古いベットは収納場所がないので処分した。だから返却すれば新たに介護ベットを購入することになる。ただでさえ生活に窮しているのに、残酷な話である。

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