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2007年3月24日 (土)

先の事ばかり考えていると、人生は瞬時に過ぎてしまう。2006年6月26日

小雨の中、自然公園の東屋で休み、母にお茶を飲ませた。
軒から落ちる雨音が心地良い。高層住宅ではこの自然の音が味わえない。雨の日は小鳥の声は少なく静かである。
雨に濡れた木々を眺めながら「明日より、今日の方が大事だね。」と言うと、「そうだよ。」と母は頷いた。それは母がよく話すことだ。最近ようやく、私にもその意味が分かるようになった。明日は大切であるが、先の事ばかり考えていると、人生は瞬時に過ぎてしまう。

6月30日

先日、隣のYさんからネジ花を一束いただいた。今、住まい敷地に園芸業者が芝刈りに入っているので、刈られる前に摘まれたものだ。この花は、私が子供の頃は南九州に無かった。私が始めて見たのは、30年前の荒川土手である。作り物のような螺旋形の花房が珍しくて、私は新種の花を発見したように驚いた。

いただいた花は花瓶に挿してあるが、水上げが良くて、1週間経った今も元気である。昨日、訪ねて来た姉はテーブルのネジ花を見て、子供の頃、沢山見たと言った。しかも、九州のネジ花は腰程の高さで、色は黄、紫もあったと言う。私は、それはルーピンなのではと反論したが頑として聞き入れない。姉は頑固で、自分の考えを改めない性質である。ちなみに、ネジ花は15センチ程の可憐なピンクの花である。小さくても立派なラン科の花で拡大して見るとカトレアそっくりに美しい。

散歩帰り、緑道公園のヤマモモを見ると殆ど無くなっていた。木のてっぺん辺りに実が残っている所を見ると人間の仕業である。昨日までは鈴なりで、熟れたのを10粒程採って食べたら、甘酸っぱくて美味しかった。それを知った誰かが熟れていない実まで採ってしまったようだ。今年は気候不順なのにどの自然の果実も美味しい。

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