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2007年3月26日 (月)

奥歯の痛みが強く、柔らかいものさえ噛めない。2006年7月24日

3日前から左下奥歯の痛みが次第に強くなった。今日は朝食から激痛の為、柔らかいものさえ噛めない。常時熱っぽくズキンズキンと痛む。午前中の散歩は、雨の気鬱さに加え、歩く都度痛みが頭に響き憂鬱だった。

昼食後、意を決して上野歯科へ出かけた。予約無しで待つ覚悟である。しかし、運良く空きがあり、殆ど待ち時間なしで診てもらえた。見た所虫歯もなく、歯肉に炎症もない。原因は痛む歯の歯周炎が治る過程でその歯茎が押し上げられ、噛み合わせが悪化した為と説明を受けた。そんなことがあるとは想像もしていなかった。すぐに噛み合わせ修正が施され、劇的に痛みが取れた。無理な負荷を続けていた後遺症で、奥歯に僅かな痛みが残っているが、夕食は普通に摂れた。
治療を受けるまでは長期戦と出費を覚悟していたので、本当にほっとした。安堵の所為か、食後猛烈な眠気を覚え1時間ほど眠ってしまった。

先程まで、テレビ映画の「陰陽師」を声だけ聞いていた。その中、横笛の音が深く心に響いた。最近、洋楽ばかり聴いていたので、竹の素材の持つ和風の柔らかさが懐かしい。
郷里の三島神社では秋祭りに神楽を演じていた。長く退屈な出し物だが、娯楽の少ない時代の子供達は飽きもせず眺めていた。その横笛の澄み切った音色が心に残っている。
他に時折、流れ者の虚無僧がやって来て、門付けに立った。日に焼けて古びた着流し。異様なかぶり物。それらの風体に併せ、尺八の音色が心に残っている。
日本の曲は聴こうと思って聴くことは少ない。しかし、テレビから突然流れて来る音色に、魂を揺り動かされる程の強い感動を覚える。

昨夜、我が家のある13階から飛び降り自殺があった。開けたままにしていた玄関から救急車の音は聞こえなかったが、隣家のYさんが知らせてくれて始めて気付いた。教えられて下を見ると救急車の赤いライトが点滅していた。住人の殆どはこの事件を知らないようで、外へ出て来た人はまばらである。Yさんの話では、この階のエレベーター前の手摺に、若い女性用の白いサンダルと携帯電話が置かれていたようだ。どうやら、その人はこの建物の住人ではなかったようだ。

今朝、散歩の時、落ちた地面を見ると、植木が折れ丸く窪んでいた。帰宅してから、仏壇に線香を上げ、死んだ方の冥福を祈った。死にたくなる程の辛い事は何であったのか。大都会の闇は深く、私には想像すら出来ない。

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