子供たちの寂しい水かけ大会。2006年8月13日
朝から日射しが戻り、老人たちは外出を控えたのか、自然公園は閑散としていた。
管理棟前の椎の木陰では、ボーイスカウト主催で子供たちの水かけ大会をしていた。私たちは離れた桜の木陰のベンチに休んで眺めていたが、お盆と日曜が重なり、参加の子供は4人と寂しい。静かな園内に指導員の熱心なかけ声ばかりが響いて、「ちょっと、うるさいね」と母がぼやいた。これも少子化の影響だろう。休息を早々に切り上げ、園を出た。
お昼の買い物へ駅前に向かった。
緑道公園から財務省住宅へ曲がる角に葛が生い茂っている。角で信号待ちをしていると、葛の茂みから母の車椅子の前に生まれたての青トカゲの子供が出て来た。日に照らされてサファイアのように輝いている。「早く、行きなさい。」と母が足踏みして追い払おうとしたが、のんびりジグザグに歩いていて警戒心がまるでない。自然界では、このように目立つ金属光の生物は却って襲われないのかもしれない。
イトーヨーカ堂でサプリメント、高架下の魚屋で芝海老と舞茸とモロヘイヤを買って帰路についた。
途中、緑道公園の緑陰で休む。白昼に降るような蝉の声。人通りはなく、心安らぐ。母に持参した梅酢水を飲ませ、私は携帯のメールチェックをした。新アドレスのメールを転送設定しているが、最近、新アドレスも業者に知られたようで、再びスパムが増えた。届いていた10通程は総て削除した。
家近くにシェルのガソリンスタンドがある。前を通ると人影がない。潰れたのかなと事務所を見ると熟年の男性が一人机に着いていた。どうやらセルフサービスに変わったようだ。以前は従業員が5,6人いたのだが、これも時代の流れなのだろう。昔、深夜飲んで帰る時、ガソリンスタンドの従業員に会うとホッとしていた。これからは、その安堵感はなくなる。
モロヘイヤはタマネギと一緒に赤味噌で味噌汁にした。これに下ろしニンニクを加えるとエジプト風になる。私は、冷やしてスダチを絞って入れて食べる。暑い今頃は食が進み、とても美味い。
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