老人達は大魔神佐々木投手のことを怪獣のように話していた。 2006年8月26日
涼しいが車椅子を押していると大汗をかく。あと少し低くなってくれると助かる。しかし、去年よりは楽である。おかげで母は大過なく夏を過ごしてくれた。
いつも空いている自然公園の自転車置き場は満杯だった。何か催し物をしているようだ。
園内に入ると次々と親子連れがやって来た。出会った知人に聞くと、元大リーガーの大魔神佐々木投手が少年野球の指導に来るらしい。
管理棟に着くと、隣のグラウンドに大勢の野球少年が集まっていた。
佐々木投手は控え室で準備中で姿は見えない。控え室近くに母を置いて、出て来た所を写真に撮ろうと待った。予定を15分程過ぎて、やっと出て来たのでシャッターを押したが、佐々木投手はお付きに囲まれて顔は映らなかった。後を追いかけてグラウンドへ行ったが、背の高い彼は顔だけテントにすっぽり隠れて撮ることができなかった。
見学の老人達は一様に「でかいなー」と驚いていた。「焼き肉を30人前食べるらしい。」「一晩で5,6本ウイスキーボトルを開けるらしい。今日も朝まで飲み続けて、少年野球が終わったら、そのまま仙台へ野球解説の仕事で行くらしい。」と、まるで怪獣の噂だ。野球選手の話題ではなく気の毒。
人混みを避けて、古民家へ移動すると別世界の静さかだった。
今日はセミの声が少ない。古民家前の稲田は穂が伸び始めた。秋は確実に近づいている。
帰り、駅近くの漢方薬局に行き、来月の母のケアプランにサインをした。ついでにご飯に炊き込む鳩麦を買った。次に商店街で赤ワインと日本酒を買った。酒は筑後寒梅。母の故郷、久留米の酒で、1日と15日に甚平さんと健太郎さんの仏前に供える。
緑道公園を通るとエノキのオレンジ色の実が沢山落ちていた。これは甘くて独特の風味があって美味い。ムクの実と同じように小豆あんに似た食感である。緑道公園の道脇は湿気が多く、特に滑りやすい場所は入らないように囲ってある。今は厚く苔が生えて美しい。苔の上にもエノキの実が沢山落ちていて、汚れていないのを拾って洗って食べた。今年のは一段と甘くて美味かった。
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