大型犬の小次郎ちゃんはおかあさんと一緒だとのんびりしている。2006年9月16日
今日は暖かいので玄関を開けたままにしていた。地上の風景が飾り絵のように見えて楽しい。
散歩道でツクツクホーシが鳴いていた。自然公園の稲穂は更に実って来た。あぜ道で、稲田と案山子を背景に母の写真を撮った。これは母が毎日兄へ出している葉書にプリントする。
自然公園の正式な名前は赤羽自然観察公園である。しかし最近、私は自然破壊観察公園と呼んでいる。公園はボランティアで運営されているが、草刈りが大好きなグループがあり、すでに半分の野草が刈り取られてしまった。中には珍しい草花が根こそぎにされ、母も私も残念でならない。
更に今日は、青い房が実り始めたヤマブドウが野草と一緒に刈り取られていた。場所によっては、野草は丹念に根ごと引き抜かれるので、土がむき出しになり、このままでは雨で表土が流されてしまう。しかし、抗議はせずに我慢している。公園は母にとつて命をつなぐ大切な場所で、トラブルを起こせば母も行き辛くなる。だから、公園へ行っても足元は見ないで、木々の梢を眺めるだけだ。
最近では自然公園より、手入れがされない桐ヶ丘団地の公園の方が自然豊かである。だからもっぱら、そちらを帰り道に選んでいる。そちらの、のびのびと育った草木を眺めると心が洗われる。
夕方、大型犬の小次郎ちゃんとお母さんが、届け物を持って訪ねて来た。暑い間、小次郎ちゃんとは散歩道で会えなかったので、母も私も夏バテしたのかな、と心配していた。だから、元気な顔を見て嬉しかった。
小次郎ちゃんはおかあさんと一緒だと、とても伸びやかである。お母さんが仕事部屋へ上がると、一緒に上がろうとしたので、お母さんにstayと叱られた。彼は靴が散らかっている玄関で大きな体を折って窮屈そうに座った。
母の寝室の隣に大きな絵が掛けてある。お母さんにその絵を見せてあげようと連れて行ったが、母は気付かずに寝ていた。「小次郎ちゃんのお母さんがみえたよ。」と言ったが「あっそう。」と、と寝惚けている。母は寝る時は入歯を外すので、顔を見せるのが厭だったのかもしれない。羞恥心があるのは良い事なので、私は咎めない。母は客好きなので、今度は入歯を入れている時、訪ねてもらおうと思っている。
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