亡父が母を迎えに来たのかな、とふと思った。2006年9月18日
台風は遠ざかり、日射しが戻った。紫外線避けの防護眼鏡をかけるとたちまち湿気で曇ってしまった。まるで浴室なみの猛烈な湿度である。気温は28度程だが、体がべとつき気持ちが悪い。
自然公園の彼岸花は満開になり、来園者たちは喜んでいた。
田圃の案山子が可愛い。しかし、米の出来は並の下くらいだ。相変わらず、スズメたちは稲に無関心で私が撒く粟や稗の方が大好きである。これでは案山子たちは失業である。
雨が降りそうなので急いで帰路についた。途中、生協でお昼の食材を買った。毎日食べているごまクリームが残り少ないので補充しようと思ったら、隣の棚に練りごまが、ごまクリームりの半値であったので買った。
生協を出ると雨が降り出した。しかし、雨コートを着ると暑いので止めた。大した降りではないし、雲が激しく流れているのですぐに止みそうだ。イチョウ並木の下に銀杏が沢山落ちていた。拾いたいが臭いので止めた。
雨はすぐに止んだが、雲が厚く薄暗く、桐ヶ丘の公園には街灯が点いていた。
雨に洗われた樹木が心地良い。公園の一角でボーイスカウトがバーベキューをしていた。食事を待っている子供たちは、樹木の幹の高い所に張った広いネットに寝転んで遊んでいた。まるで空中を飛んでいるように見え、とても気持ち良さそうだ。草原に立てたテントの中では子供たちがコロコロ遊んでいた。最近厭な事が多かったので、子供たちを眺めていると和んだ。
昨夜は、何度も母に呼ばれ、寝惚けて訳の分からないことを訴えられた。母は毎日少しずつ老いが進んでいるようだ。
今朝、そのことを聞くと、変な夢ばかり見ていたと答えた。そして「夢の中に父ちゃんが出て来たんだよ。」と言った。普段、母は父の事はめったに思い出さない。父が迎えに来たのかな、とふと思った。
帰宅して、買って来た練りごまに蜂蜜と練乳を練り込んでみた。市販のごまクリームより、ごまの香りが高くて数倍美味い。これは赤ワイン漬けプルーンとブルーベリーと一緒に食べても美味い。
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