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2007年3月30日 (金)

運命の神様が思いがけない事をするのではなく、予兆に気付かないだけ。2006年9月30日

今日は蒸し暑く、気怠くて車椅子を押すのに力が入らない。しかし、母には丁度良い気温のようで、公園でいつものように歩いてくれた。

歩いている母にトンボがまとわりつき、手摺に置いた手にとまろうとしていた。
「あぶないからどきなさい。潰しちゃうじゃないの。」と母は追い払おうとするが離れない。結局、歩き終わるまでトンボはついて来た。母の動きがゆっくりなので、トンボは風に揺れる樹木だと思っているようだ。去年は今頃、赤とんぼを見たが、今年はまだ見ない。あの羽まで深紅に染まった赤とんぼを見てみたい。

先日、同窓生が脳梗塞で倒れたと聞いた。命には別状ないが、半身に僅かに麻痺が残っている。彼は頑健な男で、映画やドラマの端役をしていた。八百屋や酒屋の親父役、やくざの使い走り、それがはまり役だったが、それでは生活出来ず、結婚式の司会や、ゆうパックの配達で稼いでいた。体力に自信のある男だったので、不摂生が積み重なったのだろう。
以前会ったとき、息子が高校野球のピッチャーで都の地区大会で優勝したと誇らしげに話していた。幸か不幸か、その息子は大学を卒業した歳だ。軽度の脳梗塞だが、役者は体力勝負の仕事だけにこれからは大変だろう。

見るからに頑健な者が突然倒れる。最近、そんな話ばかり耳にする。運命の神様は、いつも思いがけない事をする。しかし、それは本人が気付いていないだけかもしれない。慎重に観察すれば、予兆はいくらでも感じることができる。

自然公園で知りあった老夫婦のご主人が感染症で入院した。ご主人は脳梗塞で体が不自由である。感染症はすぐに治ったが、病院のベットに2週間寝かされているうちに筋力が衰えてまったく歩けなくなった。少々、筋力が落ちても本人に強い意思があれば回復は簡単である。しかし、脳梗塞は意思を弱くしてしまう。だから、いくら励ましても、本人は努力しようとしない。

老人のことを良く知っている医師なら、感染症が治ったらすぐにリハビリさせる。しかし、その病院にリハビリの施設は無く、医師も老人医療に無関心で、リハビリのある病院への転院を勧めなかった。患者離れの悪い医師のために、その人の残りの人生はメチャクチャにされそうである。

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