ハチは新河岸川の上流へ飛び去った。2006年9月9日
午後、台所に大きなハチが飛び回っていた。明るい外へ飛び去るように、部屋の明かりを全部消してみたが、思い通りに飛び去ってくれない。諦めて、壁にとまるのを待った。しかし、ブンブンいつまでも蛍光灯の回りを飛び回っている。大きさは25ミリ程。ミツバチのように胸に黄色い毛が生えたハチなので、スズメバチ類のように刺すことはなさそうだ。
15分程待っていると、やっと壁にとまったのでガラスのコップをかぶせて捕まえた。ハチは壁とコップの隙間に葉書を差し込んで閉じ込め、玄関前で放った。ハチは一直線に新河岸川の上流へ飛び去った。灰色の空へ小さな点になって消えて行くハチの後ろ姿に爽快感を感じた。
部屋へ戻ってから図鑑を開くと、キンケハラナガツチバチとあった。林業の害虫のコガネムシの天敵で益虫である。部屋を五月蝿く飛び回っている時、殺虫剤噴霧を考えたが、思いとどまって良かったと思った。
今日の蒸し暑さはこたえるが、それでも去年より楽だ。しかし、母は体調が悪い。8時過ぎ、寝付けず何度か私を呼んだ。具合を聞いたが、腹が痛いとか胸が苦しいとか具体的に答えてくれない。ただ漠然と苦しいと訴える。そして何か薬を飲ませてくれと言う。仕方が無いので、気休めに市販の強肝剤を飲ませた。
仕事部屋へ戻ろうと明かりを消すと、消すなと言う。暗くなるのが不安なようだ。もしかすると再び鬱がはじまったのかもしれない。今の段階ではよく判らないが大過ないことを願った。
9時過ぎ、様子を見に行くと寝入っていた。やはり心理的なものだったようだ。そっと明かりを消したが目覚めず死んだように眠っている。しかし、それはそれで心配になる。しばらく様子を眺めていると、手を少し動かしたので安堵して仕事に戻った。
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