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2007年4月 3日 (火)

母に朝鮮人参末水溶液でサプリメントを飲ませた。2006年11月22日

面会時間に行くと、母はベットに腰かけて暗い顔をしていた。どうしたのかと聞くと、寝てばかりいて腰が疲れたので腰かけていると言う。他にどこか辛い所はと聞いたが、どこも何ともないと言う。再び、鬱症が始まったのかもしれない。

「外に出てみようか。」と誘ってみると渋々承知した。寝間着の上に膝掛けを巻き、ダウンのコートを着せ、帽子をかぶせて外へ連れ出した。東京北社会保険病院の庭は自然豊かである。今はカエデと蔦の紅葉が見事だ。いつもの散歩なら楽しそうにお喋りするのに母は押し黙ったままだ。美しく色づいた木の葉を拾っても興味を示さない。以前だと、自ら指示して落ち葉を拾わせて、持ち帰り押し葉にして兄への葉書へ貼付けていた。
椎の木の下に車椅子を止め、持参した朝鮮人参末の水溶きで、肝臓の働きを良くするウコンとマリアアザミを飲ませた。それから、暖かい日溜まりで少し休み、病室へ戻った。

ベットに戻ると、母は手鏡を無くしたので探してくれと頼んだ。しばらく、ベットの回りを探したが何処にも落ちていない。諦めて、ベット脇の有料テレビで「ナースのお仕事」を見た。病院で病院ドラマを見ていると不思議な気分だ。本物の高級レストランでインスタントラーメンを食べている気持ちに似ている。
母の憂鬱の原因は手鏡がなくて、お化粧が出来なかったからかもしれない。鬱症は小さな出来事をきっかけに始まることが多い。それで、すぐに買って来るからと病室を出た。

近くのココスへ行ったが手鏡はなかったので、家へ帰った。持ち帰った汚れ物を洗濯して早めに夕飯を済ませた。夕暮れ、家にあった手鏡と副食用のふりかけを持つて病院へ行った。
母は見違える程に肌色が良く元気だった。どうやら、朝鮮人参末の効果が出たようだ。手鏡を渡してから、ふとテレビの台をみると側面の穴から手鏡の柄が覗いている。どうやら、偶然に穴の中に落ちたようだ。

見つからなかった手鏡が見つかって、更に母は気分が良くなり快活になった。
帰り際、明日も人参末とサプリメントを持ってくるように母は言った。こっそりサプリメントを飲ませるのは、病院には迷惑である。しかし、治療はほぼ終了して、退院が間近な母は別だろう。高齢の老人は気持ちが回復に大きく影響するので、杓子定規に言われると家族は困る。

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