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2007年4月 2日 (月)

介護保険申請 2006年11月8日

半年1回の介護保険の更新申請の時期が来た。
6月に終えたばかりなのに、同じことを繰り返すのは厭になる。
医師の意見書は整形外科に頼んだ。申請書類は前回、記入事項の字列をイラストレーターで保存してあったので、それでプリントすることにした。しかし、文字位置が書類と微妙に合わない。よく確かめると、書類は新しく版を起こして刷り直してある。出版の場合、変更が無ければ版を作り直すことはせず初版のものを使う。こんな無駄をするからお役所仕事は金がかかる。まして、介護保険への予算削減を断行している今、行政は自ら血を流すべきなのに、無駄遣いを続けているのは許せない。

お昼過ぎ、赤羽会館6Fの地域包括センターへ書類を届けに行った。赤羽会館のエレベーターはシンドラー社製で以前は上下する時、ガクガク音を立てていた。しかし、今日はスムースに動いた。しかし降りる時、ドアの開きが遅く、閉じ込められるのではと一瞬ヒヤリとした。

申請は書類を提出するだけである。しかし、大変なのはこれからだ。調査員が来て、母の状態を調べてから都の審査になる。
行政は介護度を下げる方針で、重箱の隅を突つくように調べる。我が家の玄関には腰かけ代わりに小さな踏み台が置いてあり、私が靴を履く時に使う。前回の調査員はそれを母が使っていると判断したので、慌てて否定した。低い踏み台には人工膝関節の母は絶対に腰かけられない。最近の判断基準の実情は1メートル歩けても健常者と判断される。

知人のご主人は脳梗塞の後遺症で歩けず、トイレの隣に病室を設け、手摺の伝い歩きでかろうじて日常生活をしている。しかし、今回の審査でその方は健常と判断され、介護度を2段階落されてしまった。裕福な方なので、諦めて自費で介護を受けているが、一般の老人はそうはいかない。母が行っているリハビリ施設では、介護ベットを貸し剥がしされたり、週2回のリハビリを1回にさせられたり、老人たちの怨嗟の声が満ちている。
リハビリや車椅子があるから、体力を維持して公的負担を少なく済ませている。それなのに、行政の今回の方針は、体力低下を奨励しているようなものだ。今のやり方を続けていたら、老人の体力は低下し、寝たっきりを増やすことになり、公的負担は逆に増える。

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