本当に幸せな時は、それを意識していない。2006年12月25日
生協の前は桐ヶ丘団地の公園である。
弥生時代の遺跡が出土するくらいだから、昔から住みやすい場所なのだろう。障害物はなく開けていて樹木も多い。買い物を済ませると、生協前の道路を横断して公園側の歩道へ移る。その時の静かで爽やかな感じがとても良い。
それから板橋方面へ歩く。その方向は遠回りになるが、桐ヶ丘の自然の豊かな場所をうねうねと歩くのが楽しい。最近、赤羽自然観察公園は草刈りのやり過ぎで野趣が失われたので、もっぱら桐ヶ丘で自然を楽しむ。
歩きながら、自分の人生で幸せだったのは何時頃であったか思い返す。そんなことを考えるのは、人生の終わりに入ったからである。
若い頃から今までを順に辿って行っても、何時が幸せだったのかよく分からない。何時の時代も楽しいことは必ずあったが、だから楽しい時代とはまったく思わなかった。本当に幸せな時は、殆ど意識していず、後になって気がつくものだ。
今は、心身共に健康で生活の不安がないなら幸せだと思っている。しかし、若い頃は恋人がいることが必須条件だった。今もそんな人がいれば素晴らしいが、いなくても気にならない。
昨夜、友人が忘年会をしようと言って来た。
皆で会って飲めば楽しいが、積極的にそうしたいとは思っていない。
今やりたいことは、横浜の山下公園を皆でダラダラ歩いて、海辺のバーでゆっくり飲んでみたい。その時、メンバーに足の綺麗な色白の女性が交じっていたら最高に素晴らしい。
そう言えば今日からマリンタワーと氷川丸が営業休止になった。共に、よくデートに行った思い出深い場所だ。その時の女性は全員、今は幸せな家庭を築いている。
その頃、デートをしていてもギグシャグして気持ちがすれ違ってばかりしていたのに、今、思い返すと、とても楽しい。そんなことを考えながら、人生の目的は思い出を沢山作ることかもしれない、と思った。
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