窓の陽にストーブのファン静かなり 2007年1月19日
好天だが、朝から寒風が吹きつけている。ようやく冬らしい厳寒の日が来た。
8時半に母を連れて整形外科へ向かう。9時の診察時間前に、母はペインクリニックの腰椎硬膜外麻酔をしてもらえる。治療後の安静時間が終わるまで家に戻り、雑用をした。
片付けが済んでテレビを点けるとすぐに、治療が終わったとの電話あった。
再度、整形外科へ。いつもならすぐに代金を支払って母を連れ帰るが、医師に呼ばれた。診察前に、母に紅疹が出ていたことを伝えておいた返事である。
服用中の骨のホルモン調整薬との関係を聞いていたが、医師の判断では関係なさそうだ。この薬は骨粗相症への特効薬なので、服用を続けられるので安堵した。
薬と副作用との因果関係をつきとめるのは意外に難しい。単純に怪しい薬を一つずつ止めて経過を見るのが確実な方法である。
整形外科から薬局へ寄った。
処方箋を出す時、薬剤師に説明書を付けないように念を押す。母の薬は長年変わらないので、毎回、帰宅すると説明書は読まずに捨てている。これまで何度も無駄なので付けないように頼んだが守ってくれない。しかし、今日は強く言ったので付いてなかった。薬剤師が大丈夫ですか、と言うので、必要ならインターネットの薬品検索で調べると答えておいた。
その後、生協へ回りお昼の食材を買って帰宅は11時半。家を出てから3時間であった。
昼食後、旅紀行番組を見ると冬の北海道だった。
旅人の村井国夫は有珠で下車した。私も40年前にこの駅で下車した記憶がある。記憶している駅舎は、駅員が沢山いて乗降客で賑わっていた。しかし今は、ガランと何もない無人駅で、外の冬景色と相まって、息が詰まりそうな寂しさだった。
しかし、旅人が訪ねた漁師経営の民宿の雰囲気は、昔の旅を彷彿させた。
当時は民宿はなかったが、厳冬期の宿泊客は大抵私だけで、何処でも宿の主人達と食事をしていた。その時の窓辺の日射しやストーブの雰囲気を懐かしく思い出した。
窓の陽にストーブのファン静かなり
今年の年賀状に使った句である。そのイメージは40年前の北国旅行が基になっている。当時は温風ストーブはなかったが、電動で燃す石油ストーブはあった。その微かな駆動音が何となく今の温風ストーブのファンの音に似ていて、その句が出来た。
ちなみに、我が家のストーブは電熱のオイル式で駆動音はなく静かである。
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