沈丁花開花。2007年2月19日
母の定期検診で東京北社会保険病院眼科へ行った。
先週の月曜日が休日だった所為か、との科も大変な混雑で、カルテの受付口は長蛇の列だった。眼科は30分〜60分待ちとある。時間つぶしに、同じく眼科で待っていた知人と話していると、意外に早く順番が来た。
母の結果は変化なし。帰り際、来月は母と一緒に私の検診を申し込んだ。何も自覚症状の変化はないが、母同様に私も眼圧はやや高めだ。以前なら、神経質に悪い予後を悩んでいたが、今はごく自然に、老いの症状として受け止めている。
支払いを済ませ、病院の庭を抜けた。大気がメントールのように爽やかだ。深呼吸をすると鼻から喉が冷たくスーとする。今日はその中に沈丁花が香った。日溜まりの斜面をみると、沈丁花が数輪、開花していた。
駅前に買い物へ出た。
途中の野菜からスナック菓子まで扱っている何でも屋前に、飼い犬のコーちゃんが繋がれていた。声をかけると短い足で立ち上がり、嬉しそうに前足でじゃれついた。コーギーは本当に可愛い。母と一緒に少し遊んであげてから先を急いだ。
少し行ってから振り返ると塀の影から、コーちゃんはいつまでも私たちを見送っている。母に教えると、「寂しそうな目で見送られると、辛いね。」と言った。
赤羽駅高架下のビバホームで練り歯磨きと塩素溶液を買った。塩素は汚れ物の殺菌漂白に重宝している。その後、スーパーに寄って菜の花と油揚を買った。
帰りは長い師団坂を車椅子を押上げ、星美学園から東京北社会保険病院の裏を抜けた。この台地は見晴らしが良く、荒川河川敷から川口方面がよく見える。
病院裏口前には薬局が2軒あるが、片方は客で混雑し、片方はガラガラ空いていた。この分では、そのうち1軒になりそうだ。私たちは正門の方の薬局を使っているので、薬局は素通りして、御諏訪神社参道脇の木立に覆われた薄暗い坂道を下って帰った。
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