« シュークリームのシューが好き。2007年2月23日 | トップページ | ゴールデンレトリバーの肖像。2007年2月28日 »

2007年4月21日 (土)

健康オタクとお茶擦り器 2007年2月24日

お茶擦り器の掃除をすると、内部に大量に古い粉茶が貯まっていた。セラミック製臼で擦るタイプだが、臼の溝が浅くなっているので、そろそろ買い替えなくてはならない。

我が家では毎日10g以上の粉末茶を様々に使っている。
殊にアイスクリームとの相性が抜群で、共に加えるオリーブ油の旨味も引き立ててくれる。モンゴル族は野菜代わりにお茶を大量に飲む。母は野菜嫌いなので、そのように摂っているお茶にかなり助けられているようだ。
お茶の成分カテキンは糖とタンパク質が結びつくのを阻害する。糖タンパクは血管壁を阻害して様々な合併症を引き起こすので、糖尿病患者に最適の食品である。

先日買った、血糖検査センサー50枚は総て使い切った。
それで、自分の体のことが色々分った。私の場合、糖質を摂取してもすぐに反応してインシュリンが分泌されない。その結果、糖質の吸収が終わってもインシュリンはダラダラと分泌され、食後3時間辺りで低血糖を招く。
若い頃は摂取に合わせて分泌されるので血糖値が大きく上がる事はなかったが、年のせいで反応が悪くなったようだ。この状態を放置するとランゲルハンス島が無駄にインシュリンを分泌し続けて疲労して次々と死滅して行く。いや、実際はかなり死滅しているかもしれない。

悪化を防ぐ方法は、ランゲルハンス島を過剰に刺激する甘いものを避け、緩やかなインシュリン分泌に合わせるように糖質を食べることである。具体的には、野菜等の繊維質と一緒にご飯を食べると、糖分の吸収が緩やかになってランゲルハンス島を疲労させない。

昔、糖尿病関係の医学専門書を乱読したが、最新の考え方はその頃とかなり変わって来た。今は昼食後2時間目と就寝前の血糖値が重要視されている。昼食後2時間は140mg/dl以下、就寝前は110mg/dl以下にすれば合併症を防げる。インシュリンの十分な分泌前に上昇したと考えられる食後1時間の高血糖はさ程重要ではない。それは、前記の範囲にコントロールできれば高血糖になっている時間が短くて済む、との考えに根拠している。
しかし、現在の大半の糖尿病コントロールのマニュアルは相変わらず、起床時と食後1時間の血糖値が記されている。この数値を守っても、1〜2ヶ月の血糖値を反映するHbA1c値を必ずしも正常に保てない。

|

« シュークリームのシューが好き。2007年2月23日 | トップページ | ゴールデンレトリバーの肖像。2007年2月28日 »

心と体」カテゴリの記事