続、過剰反応。2007年2月5日
自然公園で挨拶を交わしていた車椅子の老人が来なくなった。
ミカンを誤嚥して一時呼吸が止まり脳死状態だと人に聞いた。そのように、今年になってから数人の老人が公園に来なくなった。
いつも元気に歩いていた人が、間を置いて会うと、すっかり老いて驚く事もある。徐々に老いがやってくれば対応のしようがあるが、突然では家族も大変だろう。
誤嚥は人ごとではない。今日も母は、朝食後お茶を気管に入れて激しく咳き込んでいた。食事中に話さない。液体は少しずつゆっくり飲む。と細心の配慮をはらっているが、誤嚥を完全に防ぐ事は難しい。
それでも、今のところ母の体調は安定し、楽しそうに日々を送っている。
去年、肝臓ガンの腫瘍マーカーが高かった。しかし、今の数値を知る気にはなれない。毎日、200gの舞茸を煎じて飲ませているので、それが効いて、ガンは押さえ込まれていると信じることにしている。事実、去年の始めより体調は良い。今朝の散歩も、顔に当たる冷気が気持ちが良いと喜んでいた。
私の方は、年末年始と絵を描く気が薄れた。去年暮れから、ラッキーの絵を完成させては描き直している。しかし、このところようやく筆が進み始めた。自分の今描きたい作品なら滞る事なく制作は進むが、注文絵は腕組みして考えている時間が長くスムースに完成しない。制作時間の中で、気分が合った瞬間を選んで制作するので、傍目には筆が止まっているように見える。
体調が充実していないと良い絵は描けない。だから、ベルトの穴を3.5cmを減らす事を目標にしている。最終目標は7cmで、20代の胴回りだがとても難しい。以前、ノロウイルスで食事が止まり下痢をした時は、一気に4cm小さくなったが、健康なまま減らすのは至難のことだ。
年に1度会う知人がいる。以前、彼は髪の毛が多いのが自慢で、会う都度、私の頭を薄くなったと言っていた。
私の父は若はげで髪のある父の記憶はない。母方の伯父たちも頭は薄かったから、私は濃厚にはげの素地がある。だから、20代から養毛剤や養毛法を知っている限り試して来た。だから知人へ「自分としては、とても健闘していると思っている。」と反論していた。その知人が、先日、1年ぶりに会うと私よりかなり髪が薄くなっていた。しかし、武士の情けで髪の話題はしないことにした。
私が今の歳まで髪の毛を保っているのは、過剰反応のおかげのようだ。過剰反応は悪いことではない。
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