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2007年4月18日 (水)

未来。2007年2月7日

緑道公園脇の公園で、若いお母さんのグループが子供を遊ばせていた。
子供たちは2,3歳。どの子も身綺麗な服を着て、とても可愛く生活の不安もなく幸せに見える。ふいに、この子たちが成人して、同じくらいの子供を育てている未来を想ってみた。昨夜の報道番組での50年後の予測では、北極の氷が消失してシベリアのタイガは砂漠化し、北米の穀倉地帯は凶作に見舞われる。それだけではなく、海面上昇、巨大台風の来襲と地球環境の激変を想うと空恐ろしくなる。

比べて、私が過ごした戦後は豊かで穏やかな時代だった。
「戦中戦後は大変だったけど、後は登り一直線で、良い時代に年取ったね。」車椅子を押しながら、母に話した。老人医療保障は母の老いに合わせて進化して来た。美濃部都知事の提唱で完成した老人医療センターは、当時最高の老人医療施設で、母は始めから利用して来た。75歳からの医療費無料も開始から終了まで享受できた。生活水準の向上はそれ以上で、戦後一貫して豊かになって来た。しかし、公園の子供たちの世代に豊かな安定した未来はないだろう。

これから先、苦難に晒されるのは私の老後も同じである。それに対して、私にできることは闘う事だけだ。取りあえず、より良い作品を描き、生活を安定させ、CO2排出を減らすように、ささやかなエネルギー節約に励むことにしている。
そなんなことを考えながら、昼食後、すぐに仕事に取りかかった。年中行事になっている生活の危機は4月になれば再来する。それを乗り越える為に大きな仕事のプレゼンに参加しているが、勝ち残る確率は低い。しかし、ギブアップはしない。同じように、皆がギブアップしなければ、未来は明るいと思っている。

先日、12チャンネルの「ガイアの夜明け」でモダンアートの村上隆を取り上げていた。彼の大作はパリの個展で1億以上の高値で売れていた。とてつもない世界が私の知らない所にあるようだ。
しかし、彼を羨ましいと思っていない。何故なら、彼がいる世界は、私とは違うからだ。私は人生の目標は成功する事ではなく、後悔しない事だと思っている。ストレスに晒されながらの成功は、人生を貧しくするだけだ。

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