青色申告の帰りに王子稲荷へ。2007年3月12日
今日は王子税務署で青色申告をした。
母の散歩の後、再度出かけるのは厭なので、母の車椅子を押して出かけた。行く道では気付かなかったが、今朝は寒く霜柱が立ったようだ。
王子税務署は大変な混雑だった。母の車椅子を日溜まりにおいて、行列に並んだ。いつも思うが、生活に疲れた顔ばかりだ。20分程並んで書類を提出して外へ出ると母は楽しそうに待っていた。目の前に繋がれている小型犬のパピオンを眺めていると退屈しなかったようだ。
青色申告は終わるとホッとする。僅かだが還付金も戻って来る。
その後、母の希望で王子稲荷にお詣りした。境内に参詣者の姿は私たち以外になく、社務所のお札売り場では老人が居眠りをしていた。この静けさは心地良い。最近、人混みに出るとストレスが溜まり頭が痛くなる。殊に王子は赤羽より雑然としていて疲れるが、境内で休むと治まった。帰りは裏通りを通って、地下鉄南北線に乗った。昼時で、車内はガラガラに空いていた。
赤羽の商店街は引っ越して来た35年前と殆ど変わらない。ただ、買い物客の年齢構成は激変して、老人ばかりになった。
母の車椅子を押していると「あら、どこへお出かけしたの。今日は暖かくて良いわね。」と知らないお婆さんが声をかけて来た。母も私も適当に話を合わせて笑顔で対応した。誰かと間違えたようだ。赤羽の裏町は、そのようなのんびりさがピッタリする落ち着いた街になった。この街に戻って来ると故郷へ戻ったように安堵する。
帰り道は、緑道公園でお茶を飲んだ。近くの師団坂を救急車がけたたましく東京北社会保険病院の裏口へ向かって上って行った。
「また、不幸が増えたね。」と母が呟いた。確かに、急患で運ばれて幸せな人は少ない。
夕食後の散歩は寒く、ダウンのコートを着て出た。夕空は澄み切っていて、夕富士が綺麗なシルエットを見せていた。
☆左サイドバーの写真日記3月12日に夕景色他5枚掲載
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- コロナ陽性となって起きる不都合と差別。Go Toトラベルの見直しは非科学的。令和2年11月22日(2020.11.22)
- 新型コロナは蔓延しないと終わらない。終息を急ぐあまり、自殺者とシャッター通りを残す愚策は止めてほしい。令和2年11月14日(2020.11.14)
- 上手な嘘と嘘の見抜き方で、営業・企画・宣伝力強化。冷和2年10月29日(2020.10.29)
- 報道の変化に新型コロナ終息が見えた。人口激増に備えての昆虫食。令和2年10月19日(2020.10.19)
- 今日は10回目の母の命日。令和2年7月1日(2020.07.01)