穏やかな散歩道。2007年3月13日
昨夕の寒さほどに今朝は冷えず、散歩道の霜柱は僅かだった。
緑道公園の満開の辛夷は日曜から殆ど散っていない。この寒さが続けば、例年より長持ちしそうだ。
冬から春へ向かう今は母の体調は良い。これから開花する桜と新緑への期待が元気にしているようだ。4月になると長蔵院のしだれ桜が満開になる。その時は連れて行き、地元有志がしつらえた茶席で抹茶を飲ませようと思っている。
私の方は、何となくすっきりしない。今朝は防護眼鏡をかけているのに目が痒かった。やや杉花粉症気味なのだろう。
快晴なのに、自然公園は閑散としていた。少しの風や寒さが、老人の外出意欲を削ぐようだ。母はいつものように、石垣の間から顔を出している青トカゲを見つけては喜んでいた。年長のオストカゲたちはものぐさで、「ほら、いるよ。」と私が指差しても逃げもせず、のんびりひなたぼっこをしている。反してメストカゲたちは敏捷に石の間に逃げ込む。それは子供を産む種保存の本能によるものだろう。
川津桜の開花が始まった。自然の枯れ木の中に開くピンクの花弁は清楚で心を打つ。流れ沿いの柳類は芽吹いて薄い緑色のベールがかかったように見える。この春の平穏な日々はすぐに壊れるが、今は何も考えず、素直に満喫しようと思う。
散歩帰り、小次郎ちゃんに会った。いつものように母はお母さんに手渡されたビーフジャーキーを小次郎ちゃんにあげていた。おかげで彼は私より母の方が偉いと思うようになった。出来ることなら、ジャーキーの出所を教えて私の権威を取り戻したいが、残念ながら犬語は不得意だ。
明るい陽光の下、母と小次郎ちゃんのツーショットを撮った。写真は写真日記と兄用の葉書に入れておいた。
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