老人公園 2007年3月23日
桜並木そばの工事中だった新設の公園は、次の日曜日に区長が出席して開園式がある。しかし、今朝はすでに入り口の工事用柵が取り除かれ、開園していた。
自然公園に行けないときの母の歩行リハビリに使おうと思っているので、母の車椅子を押して中に入ってみた。歩道の傾斜も手摺も使い勝手が良く、母は喜んでいた。写真に撮って、画像5枚を写真日記に掲載した。☆左サイド-写真日記
暖かい日だが、自然公園は人出が少ない。
行き過ぎた草刈りでむき出しになった地面が、このところの少雨で乾き切り、荒んだ印象を受ける。週末に予報されている雨で生き返り、早く野草が芽生えて欲しい。
古民家で休み、帰路につくと知人に会った。年始までは、ご主人の車椅子を押してリハビリに来ていたが、ご主人はミカンを誤嚥して呼吸が止まり脳死状態になった。
「ご主人の具合はいかがですか。」と聞くと、「天国へ逝ってしまいました。」と、彼女はご主人の呼吸が止まるまでの経緯を話した。
一般の生活では、知人が死ぬ事は滅多にないが、高齢の老人が多い自然公園では訃報は日常的である。親しくない人を含めると、今年に入って5人が亡くなった。訃報を聞く度、故人の姿が思い浮かぶ。先の人も、車椅子から降りて手摺に掴まりながらソロソロと歩く姿が目に浮かんだ。私たちが挨拶すると、その人は立ち止まり笑顔で答えていた。その人も脳死状態なのに退院か転院を迫まれ、彼女は困惑し切っていたが、これで負担は軽くなっただろう。
母が手芸を止めてから、老いが進行するのでは危惧していたが、ドラマ好きは衰えず、午後から寝るまでテレビを見ている。先日は借りて来たDVD洋画「フリーダ」に見入って感動していた。これはメキシコの異彩の女性画家フリーダカーロの生涯を描いた映画だ。母はフリーダのような強い女性が好きで、散歩中も繰り返し話題にしていた。今、お金が窮屈なので引き続き借りる事はできないが、今打診中の仕事が成立したら借り放題に契約して、好きなだけ見せてやろうと思っている。
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