« 夕暮れの散歩。2007年3月3日 | トップページ | 花曇りに自転車操業。2007年3月5日 »

2007年4月22日 (日)

春の目覚め。2007年3月4日

緑道公園で早咲きの桜を見た。辛夷も開花していた。自然公園の石垣からは冬眠から醒めた青トカゲが顔を出していた。若い雄で、上気した赤い顔が可愛い。トカゲは始めての冬を乗り越えられて、ホッとした顔でまどろんでいた。
早い春はトカゲたちには却って災難だ。目覚めても肝心の餌の虫は殆どいない。週半ばには寒さが戻るので、二度寝するのだろう。

今日は久しぶりに車椅子のOさんに会った。Oさんの歳は70代後半。昔、酔っぱらって自宅の塀を乗り越えようとして落ち、背骨を強打して半身不随になった。それから、2年間の寝たっきりから気力で回復して、自力で公園まで出かけられるようになった。
Oさんの住まいは公園近くである。Oさんは町内のことを自嘲気味に年金通りと呼んでいる。
「毎年、一人欠け二人欠けして、今は空き家だらけになってしまったよ。」と、母と話していた。先日のニュースでこれから10年以内に全国で三千近い集落が無人になると言っていたが、東京でも、それに近い事がおきている。
Oさんは自然公園の古参株だが、去年の夏あたりから弱ったように見える。高齢の人が多いので当然の事だが、自然公園の老人達の入れ替わりは激しい。

古民家では係のおじいさんがシャツ一枚で掃除をしていた。
とても礼儀正しい人で、私たちが行くと、立ち止まって帽子を取り丁寧に挨拶する。卑屈でもなく高慢でもなく、穏やかな老人である。昔はそのような老人が多くいたが、最近では珍しい。その古民家の係も、去年の後半に二人が亡くなった。この現実を感じる事は、これから本格的に老いを迎える私には良い覚悟になる。

帰り道、御諏訪神社手前の家でゴールデンのルイちゃんに会った。
気付かずに通り過ぎようとすると、柵の上からゴツンと顔を突き出して来た。すっかり大きくなって、30キロはありそうだ。撫でてあげようとすると、ルイちゃんはくわえていたボールを庭の穴に埋め、大急ぎで引き返して来た。とても利口な子だ。大きな体なのに、幼さが残った顔が可愛い。顔を撫でると甘噛みされて、両手をグショグショにされてしまった。

お昼はエンドウと自然公園で見つけた数本の土筆を卵とじにした。エンドウの鮮やかな緑が春らしくて美しい。

|

« 夕暮れの散歩。2007年3月3日 | トップページ | 花曇りに自転車操業。2007年3月5日 »