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2007年4月23日 (月)

一人で立つことの大切さ。2007年3月7日

朝の母の散歩だけでなく、夕暮れも散歩をしている。
目標は胴回りを若い頃に近づけることだ。しかし、それは大変な難事だ。運動に加え炭水化物を減らした食事を1ヶ月続けているのに、体重に変化はなく胴回りが1.5センチ小さくなっただけだ。更に糖質を減らす他ないようだ。

風は冷たいが日射しは強く、ダウン・コートでは暑過ぎた。日射しに緑道公園の辛夷は一気に満開になった。この花の花期は短く、来週始めには散ってしまう。
自然公園では保母さんに連れられた小さな子供たちが遊んでいた。ヨチヨチ歩き回る3歳たらずの子供たちを母と一緒に眺めていると、男の子がバタンと音を立てて転んだ。男の子は「ワーン」と一声泣いた。近くにいた年寄りが、助け起こそうと近づこうとすると、「自分で立てるでしょ。さあがんばって。」と保母さんが優しく励ました。すると、男の子は泣くのを止め一人で立ち上がり保母さんの方へ歩いて行った。
「強いね。」と保母さんは男の子を笑顔で抱きしめていた。そんなシーンは以前も眺めたことがある。いつも、自然公園に遊びに来ている保育所のメンバーだが、彼女達の姿勢は感心する。子供が土まみれになって這い回っていてもいても放任している。だからか、どの子も自然児でとても元気だ。

もし、転んだ男の子を誰かが助け起こしていたら、その子の一生は変わったかもしれない。私の知っている子供は、転ぶと、誰かが助けに来るまで何時までも大泣きしていた。両親に溺愛されていて、靴下は自分ではけないし、幼稚園生になってもご飯を母親に食べさせてもらっていた。その結果、心優しい大人に成長したが、意思は弱く、行動的ではなかった。優しさは持っているだけでは何の役にもたたない。行動しない者は、本当は優しい性格なのに、自分勝手な冷たい人間に見える。

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