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2007年4月29日 (日)

変わることも素晴らしい。2007年4月13日

桜は夢のように過ぎて、新しい葉がグングン緑を深めている。桜並木脇の公園は削った山肌に草の種が吹き付けてあったが、先日の雨で一斉に芽吹いた。山肌を覆う新芽はビロードのようで目に優しい。

緑道公園の石畳で、白に赤トラ斑のネコが横になって体をなめていた。最近よく見かける近所の飼い猫である。年の頃3,4歳で毛並みはつややかで若々しい。立ち止まって母と一緒に眺めていると、「ニャー」と2,3度ないた。言葉の意味は「眺められていると落ち着かないから、早くあっちへ行ってくれ。」である。「可哀想だから、行こうよ。」と母にせかされその場を離れたが、振り返ると、今度は、若者が立ち止まって斑ネコに声をかけていた。斑ネコは「仕方がないな。」と言った風情で、若者にちょっとだけお愛想をして茂みへ消えて行った。

緑道公園は花壇のチューリップとマーガレットが盛りである。殊に赤いチューリップの鮮やかさは目が覚めるようだ。百花繚乱とまではいかないが、この明るさはどんな悩みも吹き飛ばす。

自然公園の桜も殆ど終わった。今は大島桜と山桜が僅かに残っているだけだ。
管理棟脇を下って行くと、右手の斜面の上に咲き残っていた桜が、そよ風にハラハラと花を散らしていた。
薄日が射す中、花びらは白く輝きながら斜面を舞い落ちた。新緑の木々をバックに舞う花びら。これまでに、これほどに清楚な花吹雪を見た事がない。
母と見とれていると、「まー素敵。」と通りかかった知人が立ち止まり一緒に斜面を見上げた。それは2,3分続き突然に終わった。

桜も新緑もいつまでも眺めていたい。しかし、自然は常に変化し続けて、一時も同じではないから美しいのかもしれない。そう思いながら、帰り道の新緑と花々をしみじみと眺めた。

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