男女の考えの違い。2007年4月1日
昨日、自然公園管理事務所の係が「大きな蝶がいるけど、何でしをょうか。」と聞いた。行ってみると、コナラの幹に12cm程の娥オオミズアオがとまっている。蝶ではなくヤママユガ科で、羽尾は破けているが美しい薄緑。前日の大風の中を飛んで羽は破けたのだろう。雌らしくコナラの幹に薄茶色の卵を産みつけていた。見たことはないが、この蛾が月夜に飛ぶ様は美しく優雅らしい。幼虫は緑色でコナラ、クヌギ、イヌシデ等を食べる。コロコロ太った幼虫はムクドリ等に好んで補食されるので、なかなか成虫までは育たない。
昨日は早めに散歩を切り上げ、午後は青山へ版画家の菊池氏の個展へ青山へ行った。
地下鉄銀座線の外苑前駅下車だが、勘違いして、京浜東北線回りで新橋で乗り換えることにした。このコースは久しぶりで、沿線に高層ビルが増えていた。今建設中も多く、風景は数年で激変しそうだ。
10年程前まで、会場のPIGA2辺りに仕事の取引先があり、しばしば訪ねた。少し先の青山墓地沿いには馴染みのレストランがあり、仕事ついでに女友達と食事をしたこともある。大昔の事はよく思い出すが、10年前くらいの昔のことは殆ど思い出さない。本当は思い出したくないのかもしれない。
会場は奥まった場所で客の入りは悪い。他に客がいないので菊池氏と画廊の担当スタッフの女性とで男女の考えの違いについて盛り上がった。三人とも、色々あって今は独り身である。話題は、女は今に生きるが、男は過去と未来に生きる、だから、思考構造がかなり違う、と言った話になった。たとえば、女は新しい男が出来ると前の男はゼロになるが、男は別れた女の思い出を引きずる。明確な違いではないが、その傾向は確かにある。
7時前に菊池氏と画廊を出て帰路についた。
画廊向かいのインテリアの店のオープニングパーティーをしていた。ウインドウから展示作品を見ながら立ち話をていると、主催者が出て来て誘われ、中でブランデーを振る舞われた。豊潤な香りで美味い。私は元彫金職人なので、参加している職人さん達と話が合った。職人仕事の話題は長く遠ざかっていたので楽しい。しかし、母の事が心配なので長居せずに店を出た。
帰りは渋谷回りで帰る。地下鉄銀座線表参道駅で川崎へ帰る菊池氏と別れた。いつも決まりきった生活を続けていたので、外出して良かったと思った。
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