失敗をポジティブに考える。2007年4月6日
昨日はギクシャグした1日だった。
母を定期診察で生協浮間診療所へ連れて行く途中、川向こうのスーパーライフに母を置いて、近くの銀行ATMへ行った。しかし、ATMの一台を操作に不慣れな40代のおばさんが占領している。しかもおばさんは裕福な様子で、通帳の束を抱えている。それで、残り1台に客の行列ができていた。15分ほどかかって、やっと入金し、ライフに戻ると待っていた母が寒いと言う。出がけに川風が冷たいので、何度も寒くないか聞いたのに母は平気だと言っていた。だが老人は感覚が鈍く、そのようなことがよくある。すぐにダウンコートを取りに家に引き返した。
母にダウンコートを着せて、急いで生協浮間診療所へ行くと保険証がない。どうやら、先程、コートを取りに戻った時、通帳をしまいながら、一緒に置き忘れたようだ。再度、取りに帰ると、何故か健康保険証は通帳に挟まっていた。
保険証を持って引き返すと母の診察は終わっていた。しかし、今度は会計が遅々として進まない。結局会計が終わったのは12時半。それから薬局へ行くと、必要ない薬が処方されていたので、その断りの作業で時間を食い、帰宅したのは1時半になっていた。
昼食後も、料理の食材をこぼしたり、洗った洗濯物を地面に落として汚したり、椅子の足に足の小指を強くぶつけたりと、散々な日だった。そして極めつけは、夕暮にプレゼンしていた仕事が落ちたとの電話。決まれば2年契約のとても良い仕事。連敗が続いていたので、今回は気を入れてプレゼンして、感触が良かっただけに、ガーンと頭を殴られた感じだ。
プレゼンを押し進めていた大手印刷会社もがっくりしていた。今日は悪い運気が流れっぱなしで、すること為すこと、ダメな日なのかもしれない。
しかし、失敗馴れしている私は立ち直るのも早い。
ショックで頭が冴えて、次のアイデアが次々と思い浮かぶ。それで、作品にしようと画材をあさっていると、昔、挽きもの屋さんに特注して作った絵皿の素材が20枚程見つかった。これは桐に似た洋材を絵皿に挽き、補強のためキャンバスを張った下地てある。早速、それに地塗りをして、サンドペーパーをかけて仕上げた。そのような職人仕事をしていると気持ちが安らぎ、どんな不幸も乗り越えられそうな気になった。
だが、このままでは近いうちに生活は破綻する。しかし、破綻するまでは安泰である。人生の荒波を越えて行くうちに、今は失敗もポジティブに考えられるようになった。
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