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2007年6月20日 (水)

頭を麻痺させる程の熱い午後の光の中で、樹下美術館の写真を見た。07年6月20日

午後、健康食品をネット注文した。カード番号を入力する都度、いつも少し不安が過る。ネットショッピングに馴れている知人達は気楽にあれこれ買い物を楽しんでいるが、顔の見えない取引には、私は未だ馴染めない。注文の後、預金の残高照会をして、来月のやり繰りをした。散らばった入金予定を切り嵌めする作業はジグソーパズルに似ていて、総て嵌合するとホッとする。

今は午後6時、開け放った玄関正面に深く傾いた太陽が見えた。夕日には間があり、黄色味を増した光の中に広漠とした地表風景が広がっている。室温30度、湿度60%、すでに完璧な夏である。この、頭を麻痺させる熱い午後の光は好きである。

左サイドでリンクしている「樹下美術館」のオーナーS氏から6月10日の開館式の写真が届いた。
先日も記入したが、地元上越出身の陶芸の故斎藤三郎氏と絵画の故倉石隆氏のための美術館である。S氏は地元名士はできるだけ避けて、招待はゆかりの深い地元の人だけにされたそうだ。文化に権力は似合わず、賢明な判断だと思った。
海辺の広大な田園風景をバックに立つ「樹下美術館」のロケーションは素晴らしい。写真を眺めながら、林間のゆったりとしたベンチでコーヒーが飲みたくなった。駐車場も完備されているので、日本海沿いのドライブついでに作品を見て、ラウンジで休憩すれば、静かな時間を楽しめそうだ。
展示の倉石氏の絵はS氏宅を訪ねて拝見するまで知らなかった。シンプルで深い精神性を漂わせる作風は、これから人気が高まる作家だと思っている。もし、所蔵の二人の作家が、自分の美術館が開館したと知ったらどれ程嬉しいかしれない。

日記を書き込んでいると、母の部屋から激しく咳き込む音が聞こえた。少し様子を見たが止まりそうにないので、行って背中をさすった。しばらく手当をしていると落ち着いたのでムコダインを飲ませた。今のところ、この薬の効き目は良く、しばらく激しい咳は収まってくれる。

最近、母の咳が増えたような気がする。もしかすると肝臓から肺へ転移したのでは、と厭な想像をしてしまう。だが、そうだとしても打つ手はなく、心配は無意味なことだ。
咳を除けば、体調は落ち着いている。ただ、老いはどうしようもなく、午後になると足元がふらつくので、早めにベットに横にさせている。

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