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2007年6月 9日 (土)

郷里からマンゴー。07年6月9日

我が家は利用していないが、母はコムスンの事件に関心がある。「不正をやってまで、お金儲けしても楽しくないと思うけど。」と、散歩中、幾度も話題にした。私も記者会見で頭を下げている折口会長の姿が目に焼き付いている。後退した額に四方に逆毛立った髪の毛。その異様な髪型に自分を大きく見せたい気持ちが現われているのかもしれない。

コムスンの営業所は散歩コースにもある。薄暗い雑居ビル1階の狭い質素な事務所で、入り口にはいつも数台の自転車が止まっていた。経費をかけず、地道にやっている会社の印象だったが、会長の立派な別荘の話を聞くと、それは現場を犠牲にしてのことだったのか、と思えてしまう。

帰宅すると、玄関前に救急車が止まっていた。直ぐにエレベーターが下りて来て、老人を乗せた担架と数人の救急隊員が降りて来た。異様に体を折り曲げ、下腹部を押さえて苦しそうだ。家族の付き添いは無く、老人は自分で通報した様子だ。私たちが住まいの13階に着くと同時に、救急車はサイレンを鳴らして去って行った。騒ぎが消えると、建物の空気が静かに寂しくなったような気がした。

汗を流し終えた頃、宅急便が届いた。郷里の日南市大堂津からである。送り主は母の知り合いの漁師のおかみさんで、話題の宮崎マンゴーとなまり節が入っていた。去年までは日向夏が送られていたが、今年は話題の果物に変えたようだ。明日、姉が訪ねて来るので、大半はすぐになくなりそうだ。

大堂津で暮らしたのは11年。父が仕事で失敗してから宮崎市に移って7年。思春期に入ってからの宮崎市での生活の印象は暗い。だから郷里として思い出すのは大堂津である。風光明媚で、住人の気質は大らかで田舎特有の口煩さは微塵もなかった。だから今も、長く付き合いが続いている。

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