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2007年7月 4日 (水)

雨の自然公園は美しい。07年7月4日

外は朝から霧の様に霞んでいた。通路から手を伸ばすとネコの毛のような雨が触れる。この涼しさは、車椅子を押すのに楽である。
知人たちから食べ物を沢山送って貰ったので、今日の買い物は無い。散歩は早く済みそうなので、散歩前に台所の掃除をした。壁にこびりついた野菜屑等を洗剤を吹き付けて落し、床や収納ドアを雑巾がけした。明るくなった台所を眺めると、何か良いことが起きそうな気がした。

いつもより2時間遅く、10時に散歩に出た。雨の自然公園は濡れた緑が美しい。橋の上に立ち止まり、緑深い湧水池を眺めた。「清々しくて、酸素が濃く感じるね。」と母は深呼吸をしていた。そんな美しい日なのに、来園者は殆どいない。古民家前の田圃ではツバメ達が元気よく舞い、すっかり大きくなったカルガモ達が草取りに励んでいた。

管理棟のトイレは薄暗かったが、電灯を点けずに用を足した。
天井下の明かり取りに蔦が絡まり、透けた緑色の光が美しい。静かな自然光だけのこの広い空間はとても落ち着く。ふいに、子供の頃の小学校のトイレを思い出した。雨の日の授業中、「先生、おしっこ。」と言って、外のトイレに駆けて行くと、クレゾールの臭いがして薄暗くて怖かった。しかし、今思うとそれが懐かしい。昔の子供たちはトイレ掃除を厳しくさせられていたので、不潔な印象は少なく、板壁も床も雑巾で磨き上げられていた。

12時に帰宅した。調理用魔法瓶の蓋を開けると、ケフィアヨーグルトの甘い香りがした。
最近、低温発酵のケフィアヨーグルトは気温が高過ぎて巧く発酵しない。雑菌が繁殖しやすい表面は絶えず取り除いているが、適温の20度辺りまで温度を下げないと更に弱ってしまう。それで、その調理用の大型魔法瓶を利用した。内鍋にヨーグルトを容器ごと入れ、周りに保冷剤が入れてある。今の調子なら、ケフイア菌は元気になってくれそうだ。

ケフィア菌を売っているメーカーは、種菌は1回毎に新しく使えと言っている。メーカーの言うなりに作ると、10本で3000円の種菌に牛乳を加え、1リットル500円程のヨーグルトになる。
私はメーカーには従わず、30年前から同じ菌を使い回して、ケフィアヨーグルトを作っている。その使い慣れた菌は我が家独特の味に変化して美味しい。しかし、夏場は元気を無くすので、定期的に新しい菌を加えて元気を維持していた。だが、その手持ちの種菌が無くなったので、今のケフィア菌を元気づける工夫をしている。

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