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2007年8月21日 (火)

老人の診断は大雑把な方が良い場合がある。07年8月21日

今日は、昨日の35.9度より気温は低いのに暑く感じる。青空が濁り、湿気が高いからかもしれない。高気温でも澄み切った青空だと気分がいい。

今日は母を東京北社会保険病院の耳鼻科へ連れて行った。
母は先月から喉に異物感を訴えている。普通なら重大視しない症状だが、ガンになって以来、異常感はすべてガンに結びつけてしまう。真っ先に思い浮かんだのは咽頭ガンだが、この部位のガンはヘビースモーカーと酒飲みに頻発するもので、タバコも酒もやらない母は考えにくい。

予約の10時前に行くと、担当の非常勤の医師は空いているようで直ぐに診てもらえた。ファイバースコープで鼻腔から喉、声帯まで覗いたが、モニターの画像にはあやしものはない。
「喉の異常の原因は内科の領域かもしれませんので、そちらで診ていただいたらいかがでしようか。」
それが診断だったが、内科は定期検診を受けているので喉と繋がる病気は考えにくい。
「数年前も同様の症状を訴えたので、こちらで診ていただきましたが何もありませんでした。母は些細な事を気にする性格ですので、何もないと聞いただけで、治ると思います。」
そう言うと、医師はうなづいていた。

母の家庭医は若い医師の指導をしている老練な医師である。
耳鼻科へ連れて行く前に喉を診てもらったが、大した事はないとの診断だった。老練な医師の直感は最新機器を駆使した医師の診断に引けを取らない。殊に高齢の母のケースでは、大雑把な直感での診断が向いているようだ。探せばいくらでも問題は見つかる老人では、厳格に調べるより直感で取捨選択した診断が現実的である。

何でもないと思っていても、喉を目視して何もないと診断されると心底ホッとする。
外へはのんびり病院の庭を通って出た。庭には早くもパンパスススキが穂を出している。艶やかな薄緑やクリーム色のフサフサした穂が、キッネの尻尾みたいに無数に出ている様は童話の風景みたいで楽しかった。

庭から下の公園へ抜け駅前へ出た。それからガード下の区役所の出張所に母を置いて、銀行へ行った。出張所ができてから、駅前に出ると、そこの車椅子用トイレを母に使わせている。いつも空いていて、清潔な上、冷房が効いていて気持ちよい。

帰りは八百屋の八百八で仏壇用の花を買った。花は15日に新しくしたばかりだが、このところの猛暑で萎れてしまった。今日買った花にはケイトウが入っている。暑くてもこの花を見ると秋を感じる。

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