炎天に道路工事と蝉の声 07年8月4日
週末に猛暑が復活しないと夏物商戦は惨敗だ、と経済アナリストが話していたが、その期待どおり昨日から猛暑になった。これでお盆前に少しは夏物が売れるだろう。
散歩は早出したが、いつも会う常連は暑さで半減していた。道路工事の機械が炎天に炙られて一層暑苦しい。緑道公園ではアブラゼミがここぞとばかり大合唱していた。
熱中症予防に母に水スプレーをかけるがすぐに乾いてしまう。涼しい7月の後に突然来た猛暑はこたえる。
「暑くて大変ですね。」炎天下を辛そうに歩いているおばあさんに母が声をかけた。
「本当に、暑いですね。」おばあさんは立ち止まって笑顔で会釈した。暑い夏は老人達には厳しい季節だが、そのような知らない同士の挨拶が気持ちを和ませてくれる。
自然公園に着く頃、車椅子のクッションに使っていたゴム製円座がパンクした。調べると、折り目に線上にヒビがあり修理は無理である。買ったのは3年前で、それから毎日使っていたので限界だったのだろう。自然公園の帰りに駅前の薬屋で新しい円座を買った。昔は何処の薬屋にも置いてあったが、今は古い薬屋に行かないと手に入らない。
若い人は円座のドーナツ形の空気袋を珍しがる。以前、中央の穴は何故開いているのか、と聞かれたので、オナラを下に逃がす穴だと説明したら感心していた。
円座の説明は相手によって変える。小ちゃな子には、「これは犬の座布団で、尻尾を出す穴だ。」とか「ネコの浮き袋だ。」とか説明している。もちろん、冗談で穴は尻の負担を軽減する為のものだ。
オナラと言えば、知人のT夫人はオナラをしないと自慢していた。
彼女は裕福なお嬢様育ちで、ばあやにオナラはしてはいけないと教育されたようだ。しかし、食べ物が消化排出される過程で、ガスは必ず発生する。そこで彼女に、発生したガスの行方を説明した。胃に近い箇所で発生したガスはゲツプと一緒に口から出る。それより遠い消化管で発生したガスは我慢して放出しないと血液中に吸収され、肺胞から排出されて呼気と一緒に出て来る。
そう説明した後、「オナラを我慢していると、息がオナラ臭くなるよ。」と言うと、「いやだ。」と顔をしかめていた。多分今は、彼女は我慢していないで、こっそり人知れず放出していると思う。
帰宅すると気温は34度を越していた。散歩で汗ぐっしょりになったシャツやズボンを洗濯機に放り込み、すぐに水シャワーを浴びた。出始めの水は生暖かくて気持ち良かったが、冷たくなると辛い。猛暑でも水シャワーを浴びるには少し勇気がいるようだ。
洗った洗濯物はベランダに干すと、2時間でカラカラに乾いた。
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