写真日記9枚掲載。絵を納品。07年8月2日
午前中、住まいの下水管点検業者が来るので留守に出来ず、散歩を休んだ。
時間が余ったので、夕食までに注文絵を仕上げ、母をベットに就かせてからお客さん宅に納品へ出かけた。日が落ちてからの外出は久しぶりで、街灯が美しい。お客さんから絵と引き換えに現金を貰い、世間話をして帰った。
昔、職人仕事をしている頃はそのように日銭が入っていた。だから、金が窮屈になると仕事をして乗り切った。しかし今は、職人仕事の多くは中国等に仕事を奪われ、昔のようなのんびりした仕事は夢物語である。今は仕事が激減した上、工賃を値切られ、支払日に貰えるかどうかも分からない。先日会った昔の仕事仲間が、私がいい時期に転職したと話していた。しかし、絵描きには別の大変さがある。
絵は、昔は画商に売ってもらっていた。だが、不誠実で詐欺師すれすれの画商が多く、幾度か酷い目に会って縁を切った。今、付き合っている画商はとても誠実な人だ。しかし、誠実な人は商売下手である。それで、前記のように個人売りに頼るようになった。
個人のお客さんの殆どは人脈で得たものだ。中には道や電車の中で知り合った人もいる。皆普通の人で高額では買ってもらえないが、そのローカルな付き合いには人の温もりがあり気持ちよい。加えて、直接、絵を喜んでくれる姿が見えるのもとても良い。
先日、同業の知人から電話がかかって来た。「仕事はどうしている。」と聞くので、「細々と個人に売り絵をしている。」と答えた。すると、「それが絵描きの王道だよ。」と彼は変な褒め方をした。彼は買い手と画家の心の繋がりを言いたかったのだろう。
☆梅雨明けしたので、写真日記に9枚掲載した。
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