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2007年9月25日 (火)

もの書きはストレスが溜まる仕事。07年9月25日

このところ毎日、仕事でかなりの量の原稿を書いている。
しかし、仕事となるとブログとは大きく違う。ブログは自分自身を癒す働きがあるが、仕事では気持ちが内向きになって陰々滅々として来る。経験してやっと、知人の文筆家たちが心を病んでいる訳が分かった。途中で企画が消えることもあるが、多分、今の状況は年内続きそうだ。

もの書きに対し、絵を描く作業は開放感がある。文筆家は心身を病み自殺したり短命だったりするのに、絵描きは滅多な事では自殺はしないし、長命な者が多い。だから、猛烈に忙しくても、ブログと絵を描くことは止めることはできない。
原稿は朝5時から概要を書く。それから散歩しながら細部を補強して、昼食後に仕上げを書く。その後にブログを書き、寝る前に絵を描いて気持ちを解放させる。

お彼岸が過ぎて、墓地も自然公園も静かになった。
昨日は、緑道公園脇の墓地を眺めながら母と休んだ。23日程ではないが、墓参りの家族は多い。どことなく同じ目元をした者同士の一団は久しぶりに集まった一族なのだろう。おばあさんに娘兄弟に孫達と、似ている顔の一団は見ていて何故か可笑しい。

昨日はゴールデンのルイちゃんと会った。
先日、小次郎ちゃんのお母さんに教わった指圧を試みると、柵の間から顔を出したまま、気持ちよくて目がトロンとしてきた。指圧のツボは首筋にある。ワンコはいつも首を前に突き出しているので、首の筋肉が疲れるらしい。だから、長い散歩で疲れると頭が地面に近づく、と小次郎ちゃんのお母さんが話していた。

それで今日は、自然公園の入り口にいつもいる、ダックスフントのミックスを捕まえて試みた。この子は人見知りで、私たちが近づくとすぐに飼い主の影に隠れてしまう。しかし、指圧をされるとトロンと気持ち良さそうだった。これでこの子とも仲良くできそうだ。

先日テレビ東京で、北赤羽特集をしていたが、対象がお店ばかりなのに不満が残った。赤羽の素晴らしさは桜並木から緑道公園、そして赤羽自然観察公園につきる。
その中の竹細工の虫かごを売っている床屋さんは、毎日前を通るので良く知っている。
番組では、床屋さんは客がなく暇で、いつも奥の部屋で虫かごを作っている設定。
そこに珍しく子供の客3人が訪ねて来る。
「これを済ますまで、ちょっと待っていてね。」と床屋さんは子供たちを待たせる。
見た人はこの筋立てを本当だと思うだろうが、実際は芝居だ。その撮影時、私たちは店の前を通りかかり、撮影スタッフが子供たちに演技と筋立てを説明しているのを聞いた。
裏のことが分かってしまうと、TV番組は面白くなくなる。

ため息をツクツクホーシ秋の風

先日作った駄作。今日は一度も蝉の声を聞かなかった。いよいよ夏は去ったようだ。

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