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2007年12月 3日 (月)

強度の睡眠障害を克服できた訳。07年12月3日

先日の深夜、「眠れない。」と母が訴えた。私も長く睡眠障害に苦しめられたので、その辛さはよく分かる。しかし、母が服用している睡眠導入剤のレンドルミンは通常の倍量で、更に飲ませることはできない。予備の安定剤もあるが、これは効かない上、翌日まで倦怠感が残り足元がふらつく。色々考えた末、脳を覚醒させている体内の毒素を解毒すれば自然に眠れるかもしれない、と肝臓の民間薬マリアアザミを飲ませてみた。それは意外に効いて、母はすぐに寝入った。心理的なものか、解毒作用の所為か分からないが、以後、その方法でうまく行っている。

しかし、レンドルミンが効かないのはまずい。母の様子を観察していると、眠気に関係なく午後8時に服用している。睡眠薬ならそれで良いが、睡眠導入剤の使い方としては間違っている。睡眠導入剤はその名称のように、強制的に眠らせる睡眠薬とは違う。あくまで、本人の眠気を補助するもので、服用から1時間以上経ると効かなくなる。それで、あえて母に夜更かしをさせ、眠気が出たところで服用するようにさせた。すると、とても効くようになった。

私は母の介護を始めるまで30年以上、強い睡眠障害があった。私の症状は昼間はよく眠れるのに、夜はまったく眠れないものだ。毎夜、仕事を朝まで続け、軽い朝食をとって朝刊を読み、朝のワイドショーを見てから午前10時辺りに就寝した。しかし、昼間は絶えず電話等で起こされ、寝不足なまま午後3時辺りに起床していた。だから、仕事や遊びで日中の外出が必要な時は寝ないで出かけていた。
そのような生活では目覚めても頭が冴えず、夕食後もぼんやりテレビを見続け、仕事は午後10時辺りからやっと始めていた。それでも若い頃は平気だったが、50歳を過ぎる辺りから体の不調を感じるようになった。

私が体調に限界を感じ始めた頃に母が倒れ、正常な生活へ変えるチャンスになった。しかし、夜寝ようとしてもまったくできない。それでも、介護は朝5時半起床が必須で、睡眠2,3時間で頑張った。そのような生活を半年程続けた頃、突如として自然に夜眠れるようになった。
人間の体は足の膝裏に光を感じる器官があって、そこに強い光をあてないと夜に眠れないらしい。とすると、以前、夜の散歩ばかり続けていた頃に夜眠れなかったのは当然だ。その頃、日中によく眠れたのは、朝の強い光を浴びた後だったからだろう。

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