認知症さえなければ老人介護は楽だ。08年1月9日
先日、お隣から貰ったカリンを焼酎に漬けた。カリンは、お隣が正月に実家へ帰省して庭木に残っていたのを摘んで来たものだ。貰う時、虫食いがあるから早く漬けたが良いと言われたが、切ってみると虫食いは表面に留まっている。虫が取り付いた頃に寒さが来て、食べ進めなかったようだ。
今回のカリンは香りがとても強く住まい中に甘い芳香が漂っていた。虫に傷付けられたことでカリンの生体が活性化し芳香が強くなったのだろう。香りが強ければ薬効も良さそうな気がして漬け上がるのを楽しみにしている。
去年の暮れ、いつも買っている赤羽駅近くの八百八にカリンはなかった。需要がなくて仕入れなかったようだ。我が家の在庫は2005年に漬けた4リットルビンが2本と、カリン酒だけを取り分けたのが1リットル、それに今回の2リットルだけだ。母の咳止めに必要なので、何とか、それだけで秋まで持たせようと思っている。
最近、毎日のように介護絡みの事件が起きる。その多くが老々介護で、疲れ果てた介護者が事件を起こす。そのようなニュースには決まって専門家が出てきて「一人で抱え込まず、救いを求めて下さい。」と解説する。しかし、困っている人が簡単に助けを求められるなら事件など起きない。その救いを汲み上げるシステムが無いか、有効に働いていないことを解説者は分かっていないようだ。
そのニュースを見ながら、「うちは認知症がないから、介護が楽だ。」と母に言うと「あら、私に認知症はなかったの。」と、残念そうに言う。「認知症とは惚けのことだよ。」と説明すると、母は「何だ、そうだったの。」とてれ笑いをした。どうやら、母は認知症を何でも認知出来る能力だと、今まで勘違いしていたようだ。
惚けがなければ介護は楽である。それで、DHAにEPA、イチョウ葉エキス、ビタミンE、コエンザイムQ10にアルファーリポ酸と、思いつく限りのサプリメントを飲ませ、毎日、散歩へ連れ出し、惚け防止に励んで来た。それらでアルツハイマー型を防ぐのは無理としても、脳血管の老化からの惚けはかなり防いでいると思っている。実際、年相応の物忘れがあるだけで、病的な惚けには至っていない。
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