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2008年2月24日 (日)

姉も私も死後は無縁仏になると覚悟している。08年2月24日

昨日午後、突然の猛烈な風の音に驚いて外に出ると、地上に霧のように砂塵が舞っていた。珍しい気象なので、カメラを持って外通路へ出たが、身体が静止出来ないほどの強風だ。南九州育ちで強い台風は幾度も経験しているが、風は最高レベルに匹敵した。眼下の新河岸川水面は波立ち水煙を吹き上げている。その風の中、カモメの群れは巧みに舞っていた。通路の端まで行って、カモメや対岸や環八の様子を、カメラのブレを押さえながら撮ったが、パソコンに出力すると、どれも傾きブレていた。

ニュース番組で舞い上がる砂塵のことを煙霧と説明していた。西日本では昔から黄砂が舞っていたので、煙霧の名は知っていたが、これほど濃い煙霧は始めてだ。都内の最高瞬間風速は26メートル。しかし、この住まいの通路では40メートルは越えていたはずだ。ビル風が地形によって増幅され局地的に強くなったのだろう。

今日も朝から風が強い。散歩に連れ行くのに外通路の車椅子に母を座らせると寒いと言う。傍らに置いたゴミ袋が風に押され、通路の端まで滑って行った。車椅子のブレーキを外すと一人で動き始めるほどの風の強さだった。急いで風の当たらないエレベーターホールに母を置いて、引っ返し戸締まりをした。下に降りても、向かい風に車椅子のハンドルが取られた。「厭な風。」と、母が文句を言い続けるのでストレスが溜まった。

緑道公園に入ると木々が風を防ぎ風は静かになった。風のない陸橋の壁の日溜まりでお茶を飲んだ。その辺りを縄張りにしているセキレイが、歩道で餌探しをしていた。暖かい日射しの中で熱いお茶を口にすると心底ホッとした。

自然公園への途中、小型犬のクーちゃんに会った。長毛なので寒さには強い。呼ぶと、嬉しそうに駆け寄り、車椅子や私の足にピョンピョンと戯れついた。その仕草が悪戯っ子みたいでとても可愛い。愚痴ばかり言っていた母に、いつもの笑顔が戻った。このところ、母は墓の始末のことなどで体調が優れなかったが、ペットに会い救われた様子だった。

先日下の姉と、福岡警固の墓は、先々ゆとりが出たら東京へ引き上げよう、と相談した。今まで維持費だけを寺に送って来たが、墓参りは長い間していない。そんな現状より、墓は身近にあった方が良い。自然公園への道々、東京へ墓を移すことに決めた、と話すと、母は納得し安堵した。
本当は、姉も私も死後は無縁仏になると覚悟している。だから、先祖代々の墓が寺にどう扱われても仕方がないと思っている。しかし、昔堅気の母に墓が無くなるとは言えない。

自然公園は閑散としていた。寒い雨の日や雪の日より人がいない。母に限らず誰でも寒い強風は嫌いなようだ。私は風に逆らいながら車椅子を押して来たので汗をかいてしまった。谷筋の膨らんだネコヤナギの毛玉を見ると、春を間近に感じる。

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